吐息といき ひとつ こぼし
軒先のきさきに 盆提灯あかり 灯ともす
帰かえらぬあなたの 魂こころだけは
ここに 来くると
都会とかい暮ぐらし決きめた
わたしを 叱しかりもせずに
駅えきまで続つづく あぜ道みち
歩あるいた あの日ひ
あなたに 逢あえる ウランバナ
初はじめての 夏なつの ウランバナ
ずっと言いえずに いた言葉ことば
あなたの息子むすこで 良よかったよ…
夜空よぞら 彩いろどる 花火はなびが 見みえますか
小舟こぶね ひとつ 浮うかべ
送おくり火びが ユラリ 揺ゆれる
震ふるえる小ちいさな 母ははの背中せなか
そっと 抱だいた
赤あかい浴衣ゆかたを着きた
子供こどもが 川辺かわべで はしゃぐ
あなたの肩かたで 遊あそんだ
あの頃ころの ように
あなたを 見送みおくる ウランバナ
両りょうの手てを 合掌あわせ ウランバナ
あんな時代じだいも あったねと
朝あさまで二人ふたりで 飲のみたいよ…
夜空よぞら 見上みあげて 涙なみだを 呑のんでます
夜空よぞら 見上みあげて 涙なみだを 呑のんでます
吐息toiki ひとつhitotsu こぼしkoboshi
軒先nokisakiにni 盆提灯akari 灯tomoすsu
帰kaeらぬあなたのranuanatano 魂kokoroだけはdakeha
ここにkokoni 来kuるとruto
都会tokai暮guらしrashi決kiめたmeta
わたしをwatashiwo 叱shikaりもせずにrimosezuni
駅ekiまでmade続tsuduくku あぜaze道michi
歩aruいたita あのano日hi
あなたにanatani 逢aえるeru ウランバナuranbana
初hajiめてのmeteno 夏natsuのno ウランバナuranbana
ずっとzutto言iえずにezuni いたita言葉kotoba
あなたのanatano息子musukoでde 良yoかったよkattayo…
夜空yozora 彩irodoるru 花火hanabiがga 見miえますかemasuka
小舟kobune ひとつhitotsu 浮uかべkabe
送okuりri火biがga ユラリyurari 揺yuれるreru
震furuえるeru小chiiさなsana 母hahaのno背中senaka
そっとsotto 抱daいたita
赤akaいi浴衣yukataをwo着kiたta
子供kodomoがga 川辺kawabeでde はしゃぐhasyagu
あなたのanatano肩kataでde 遊asoんだnda
あのano頃koroのno ようにyouni
あなたをanatawo 見送miokuるru ウランバナuranbana
両ryouのno手teをwo 合掌awaせse ウランバナuranbana
あんなanna時代jidaiもmo あったねとattaneto
朝asaまでmade二人futariでde 飲noみたいよmitaiyo…
夜空yozora 見上miaげてgete 涙namidaをwo 呑noんでますndemasu
夜空yozora 見上miaげてgete 涙namidaをwo 呑noんでますndemasu