燃もえて火ひを吐はく 男おとこの夢ゆめに
惚ほれる女おんなも 命いのちがけ
華はなの友禅ゆうぜん 桔梗ききょうの帯おびに
好すきな 好すきな龍りゅうの字じ
一文字いちもじ入いれて
影かげを支ささえる…京きょうおんな
「男おとこまさりのおりょうが
初はじめておんなに生うまれたしあわせを感かんじさせて貰もらいました
龍馬りょうまさま…あなたを好すきになる女おんなはみーんな私わたしの仇あだです
誰だれも好すきにならないで…
おりょうは あなたの血ちのひと滴しずくとなって…散ちりたいのです…」
加茂かもの川原かわらを 流ながれる水みずは
人ひとのさだめに 似にて哀かなし
たとえ短みじかい 月日つきひであろと
好すきな 好すきなあなたと
結むすんだ契ちぎり
生いきて甲斐かいある…おんな町まち
「国くにが生うまれ変かわる為ためには
誰だれかが死しななくてはならないのですか…
春はるの嵐あらしに散ちり急いそぐ花はなの様ように
命いのちを惜おしまずあなたも散ちってゆくのですか…
龍馬りょうまさま…龍馬りょうまさま…」
龍馬りょうまいのちの 維新いしんのおんな
散ちるを 散ちるを惜おしまぬ
おりょうの心こころ
月つきもご存ぞんじ…嵐山あらしやま
燃moえてete火hiをwo吐haくku 男otokoのno夢yumeにni
惚hoれるreru女onnaもmo 命inochiがけgake
華hanaのno友禅yuuzen 桔梗kikyouのno帯obiにni
好suきなkina 好suきなkina龍ryuuのno字ji
一文字ichimoji入iれてrete
影kageをwo支sasaえるeru…京kyouおんなonna
「男otokoまさりのおりょうがmasarinooryouga
初hajiめておんなにmeteonnani生uまれたしあわせをmaretashiawasewo感kanじさせてjisasete貰moraいましたimashita
龍馬ryoumaさまsama…あなたをanatawo好suきになるkininaru女onnaはみhamiーんなnna私watashiのno仇adaですdesu
誰dareもmo好suきにならないでkininaranaide…
おりょうはoryouha あなたのanatano血chiのひとnohito滴shizukuとなってtonatte…散chiりたいのですritainodesu…」
加茂kamoのno川原kawaraをwo 流nagaれるreru水mizuはha
人hitoのさだめにnosadameni 似niてte哀kanaしshi
たとえtatoe短mijikaいi 月日tsukihiであろとdearoto
好suきなkina 好suきなあなたとkinaanatato
結musuんだnda契chigiりri
生iきてkite甲斐kaiあるaru…おんなonna町machi
「国kuniがga生uまれmare変kaわるwaru為tameにはniha
誰dareかがkaga死shiななくてはならないのですかnanakutehanaranainodesuka…
春haruのno嵐arashiにni散chiりri急isoぐgu花hanaのno様youにni
命inochiをwo惜oしまずあなたもshimazuanatamo散chiってゆくのですかtteyukunodesuka…
龍馬ryoumaさまsama…龍馬ryoumaさまsama…」
龍馬ryoumaいのちのinochino 維新ishinのおんなnoonna
散chiるをruwo 散chiるをruwo惜oしまぬshimanu
おりょうのoryouno心kokoro
月tsukiもごmogo存zonじji…嵐山arashiyama