よみ:きられよぞう
切られ与三 歌詞
友情
感動
恋愛
元気
結果
- 文字サイズ
- ふりがな
- ダークモード
「御新造ごしんぞさんえ おかみさんえ お富とみさんえ…
いやさぁー…お富とみ 久ひさしぶりだなぁー…」
しがねえ恋路こいじの 木更津きさらづ追おわれ
めぐる月日つきひも 三年みとせ越こし
三十四さんじゅうよんヶ所かしょに 貰もらった疵きずが
俺おれの綽名あだなよ 俺おれの綽名あだなよ 切きられ与三よぞう
惚ほれちゃいけねえ 他人ひとの花はな
エー…他人たにんの花はな
「しがねえ恋こいの情なさけが仇あだ…
命いのちの綱つなの切きれたのを どう取とり留とめてか木更津きさらづから
めぐる月日つきひも三年さんねん越ごし…
江戸えどの親おやには勘当かんどううけ よんどころなく鎌倉かまくらの…
谷七郷やつしちごうは食くい詰つめても面つらへ受うけたる看板かんばんの
疵きずがもっけの幸さいわいに
切きられの与三よぞうと異名いみょうを取とり 押借おしかり強請ゆずりも習ならおうより
慣なれた時代じだいの源氏店げんじだな…」
忘わすれてくれたか 与三郎よさぶろうだよと
名乗なのりゃ目めが泣なく 洗あらい髪がみ
急せくな騒さわぐな 蝙蝠安こうもりやすよ
たかが一いっ分ぷんじゃ たかが一分いっぷんじゃ 草鞋銭わらじせん
恋こいの始末しまつにゃ 安やすすぎる
エー…安やすすぎる
「死しんだと思おもった お富とみたぁー お釈迦しゃかさまでも気きがつくめぇー
よくまぁー お主ぬししぁー 達者たっしゃでいたなぁー…」
港みなとに身みを投なげ 死しんだと聞きいて
唱となえましたぜ 念仏ねんぶつを
いまのお富とみは 堅気かたぎと言いうが
色香いろで磨みがいた 色香いろかで磨みがいた 源氏店げんじだな
なんで浮世うきよを もてあそぶ
エー…もてあそぶ
いやさぁー…お富とみ 久ひさしぶりだなぁー…」
しがねえ恋路こいじの 木更津きさらづ追おわれ
めぐる月日つきひも 三年みとせ越こし
三十四さんじゅうよんヶ所かしょに 貰もらった疵きずが
俺おれの綽名あだなよ 俺おれの綽名あだなよ 切きられ与三よぞう
惚ほれちゃいけねえ 他人ひとの花はな
エー…他人たにんの花はな
「しがねえ恋こいの情なさけが仇あだ…
命いのちの綱つなの切きれたのを どう取とり留とめてか木更津きさらづから
めぐる月日つきひも三年さんねん越ごし…
江戸えどの親おやには勘当かんどううけ よんどころなく鎌倉かまくらの…
谷七郷やつしちごうは食くい詰つめても面つらへ受うけたる看板かんばんの
疵きずがもっけの幸さいわいに
切きられの与三よぞうと異名いみょうを取とり 押借おしかり強請ゆずりも習ならおうより
慣なれた時代じだいの源氏店げんじだな…」
忘わすれてくれたか 与三郎よさぶろうだよと
名乗なのりゃ目めが泣なく 洗あらい髪がみ
急せくな騒さわぐな 蝙蝠安こうもりやすよ
たかが一いっ分ぷんじゃ たかが一分いっぷんじゃ 草鞋銭わらじせん
恋こいの始末しまつにゃ 安やすすぎる
エー…安やすすぎる
「死しんだと思おもった お富とみたぁー お釈迦しゃかさまでも気きがつくめぇー
よくまぁー お主ぬししぁー 達者たっしゃでいたなぁー…」
港みなとに身みを投なげ 死しんだと聞きいて
唱となえましたぜ 念仏ねんぶつを
いまのお富とみは 堅気かたぎと言いうが
色香いろで磨みがいた 色香いろかで磨みがいた 源氏店げんじだな
なんで浮世うきよを もてあそぶ
エー…もてあそぶ