いつか暦こよみは 春はるなのに
桜さくら隠がくしの 雪ゆき降ふりしきる
私わたしも人ひと恋こう 女おんななら
駒子こまこのつらさが 身みに沁しみますわ…
あなたを送おくりに 来きたものを
心こころは止とめたい 越後えちご湯沢ゆざわ駅えき
冬ふゆが厳きびしい 雪国ゆきぐには
女おんなひとりにゃ なおさら寒さむい
支ささえを失なくして これからは
どうして生いきれば いいのでしょうか
人目ひとめがなければ その胸むねに
すがって泣なきたい 越後えちご湯沢ゆざわ駅えき
女おんなごころは 冬ふゆもどり
夏なつが来きたとて 根雪ねゆきは残のこる
あなたにふたたび 逢あえる日ひを
駒子こまこのつもりで 待まちわびますわ…
二人ふたりを遠とおくへ 引ひき離はなす
列車れっしゃはもうすぐ 越後えちご湯沢ゆざわ駅えき
いつかitsuka暦koyomiはha 春haruなのにnanoni
桜sakura隠gakuしのshino 雪yuki降fuりしきるrishikiru
私watashiもmo人hito恋koうu 女onnaならnara
駒子komakoのつらさがnotsurasaga 身miにni沁shiみますわmimasuwa…
あなたをanatawo送okuりにrini 来kiたものをtamonowo
心kokoroはha止toめたいmetai 越後echigo湯沢yuzawa駅eki
冬fuyuがga厳kibiしいshii 雪国yukiguniはha
女onnaひとりにゃhitorinya なおさらnaosara寒samuいi
支sasaえをewo失naくしてkushite これからはkorekaraha
どうしてdoushite生iきればkireba いいのでしょうかiinodesyouka
人目hitomeがなければganakereba そのsono胸muneにni
すがってsugatte泣naきたいkitai 越後echigo湯沢yuzawa駅eki
女onnaごころはgokoroha 冬fuyuもどりmodori
夏natsuがga来kiたとてtatote 根雪neyukiはha残nokoるru
あなたにふたたびanatanifutatabi 逢aえるeru日hiをwo
駒子komakoのつもりでnotsumoride 待maちわびますわchiwabimasuwa…
二人futariをwo遠tooくへkuhe 引hiきki離hanaすsu
列車ressyaはもうすぐhamousugu 越後echigo湯沢yuzawa駅eki