川かわの流ながれと 人ひとの世よは
澱よどみもあれば 渓流たにもある
義理ぎりの重おもさを 忘わすれたら
立たつ瀬せなくして 沈しずむだろ…黙だまって
おとこは川かわになる
風かぜにこぼれた 花はなびらを
浮うかべて川かわに 情じょうがある
生いきる辛つらさに 耐たえながら
人ひとは優やさしさ 恋こいしがる…忍しのんで
おとこは川かわになる
過去かことうらみは 流ながれても
流ながしちゃならぬ 恩おんがある
他人たにんの情なさけを かりながら
明日あすへ漕こぎだす 舟ふねもある…揺ゆられて
おとこは川かわになる
川kawaのno流nagaれとreto 人hitoのno世yoはha
澱yodoみもあればmimoareba 渓流taniもあるmoaru
義理giriのno重omoさをsawo 忘wasuれたらretara
立taつtsu瀬seなくしてnakushite 沈shizuむだろmudaro…黙damaってtte
おとこはotokoha川kawaになるninaru
風kazeにこぼれたnikoboreta 花hanaびらをbirawo
浮uかべてkabete川kawaにni 情jouがあるgaaru
生iきるkiru辛tsuraさにsani 耐taえながらenagara
人hitoはha優yasaしさshisa 恋koiしがるshigaru…忍shinoんでnde
おとこはotokoha川kawaになるninaru
過去kakoとうらみはtouramiha 流nagaれてもretemo
流nagaしちゃならぬshichanaranu 恩onがあるgaaru
他人taninのno情nasaけをkewo かりながらkarinagara
明日asuへhe漕koぎだすgidasu 舟funeもあるmoaru…揺yuられてrarete
おとこはotokoha川kawaになるninaru