男おとこいのちを 纏まといに賭かける
火消ひけし稼業かぎょうの 勇いさみ肌はだ
江戸えどは「を」組くみの 元締もとじめで
気きっ風ぷの良よさで 名なを挙あげる
「男おとこの中なかの…男おとこでござる」
その名なは…新門しんもん辰五郎たつごろう
サーエー
格子造こうしづくりに御神燈ごしんとう下さげて
兄貴あにきァ家いえかと姐御あねごに問とえば
兄貴あにきァ二階にかいで木遣きやりの稽古けいこ
音頭おんどとるのはアリャうちの人ひと
エンヤーラエンヤラヤ
サノヨーイサエンヤラヤ
エンヤラヤレコノセー サノセー
アレワサエーンヤーラヤー
惚ほれたおせきと 観音かんのんさまに
愛あいを誓ちかえば 鳩はとが舞まう
消けすがさだめの 火消ひけしでも
恋こいの火ひだけは 消けされない
「男おとこの中なかの…男おとこでござる」
その名なは…新門しんもん辰五郎たつごろう
江戸えどの華はななら 数々かずかずあるが
火事かじと喧嘩けんかと 纏持まといもち
見みろよ見みてくれ 晴はれ姿すがた
「を」組くみいのちの この纏まとい
「男おとこの中なかの…男おとこでござる」
その名なは…新門しんもん辰五郎たつごろう
男otokoいのちをinochiwo 纏matoiにni賭kaけるkeru
火消hikeしshi稼業kagyouのno 勇isaみmi肌hada
江戸edoはha「をwo」組kumiのno 元締motojiめでmede
気kiっxtu風puのno良yoさでsade 名naをwo挙aげるgeru
「男otokoのno中nakaのno…男otokoでござるdegozaru」
そのsono名naはha…新門shinmon辰五郎tatsugorou
サsaーエeー
格子造koushidukuりにrini御神燈goshintou下saげてgete
兄貴anikiァa家ieかとkato姐御anegoにni問toえばeba
兄貴anikiァa二階nikaiでde木遣kiyaりのrino稽古keiko
音頭ondoとるのはtorunohaアリャaryaうちのuchino人hito
エンヤenyaーラエンヤラヤraenyaraya
サノヨsanoyoーイサエンヤラヤisaenyaraya
エンヤラヤレコノセenyarayarekonoseー サノセsanoseー
アレワサエarewasaeーンヤnyaーラヤrayaー
惚hoれたおせきとretaosekito 観音kannonさまにsamani
愛aiをwo誓chikaえばeba 鳩hatoがga舞maうu
消keすがさだめのsugasadameno 火消hikeしでもshidemo
恋koiのno火hiだけはdakeha 消keされないsarenai
「男otokoのno中nakaのno…男otokoでござるdegozaru」
そのsono名naはha…新門shinmon辰五郎tatsugorou
江戸edoのno華hanaならnara 数々kazukazuあるがaruga
火事kajiとto喧嘩kenkaとto 纏持matoimoちchi
見miろよroyo見miてくれtekure 晴haれre姿sugata
「をwo」組kumiいのちのinochino このkono纏matoi
「男otokoのno中nakaのno…男otokoでござるdegozaru」
そのsono名naはha…新門shinmon辰五郎tatsugorou