あんたの背せなを 止とまり木ぎに
泣なくだけ泣ないて 明あけ烏がらす
切きれぬ未練みれんの糸いとを 爪弾つまびきの
三味しゃみに託たくして 黄楊つげの櫛くし
つもれつもれよ 白々しらじらと
わすれ雪ゆき
螢ほたるは闇やみを 恋こいしがり
蝶々ちょうちょうは花はなを 恋こいしがる
わたし欲ほしがるあんた 待まってます
渡わたり比くらべて この川かわの
水みずの甘あまさに 気きづいたら
帰かえってこ
秋あきには赤あかい 紅葉こうよう酒ざけ
冬ふゆには白しろい 雪見酒ゆきみざけ
分わけた寝酒ねざけの酔よいが 冷さめぬまに
二年にねん三年さんねん 五ご年分ねんぶん
愛あいの形見かたみが 残のこるよう
抱だきしめて
あんたのantano背senaをwo 止toまりmari木giにni
泣naくだけkudake泣naいてite 明aけke烏garasu
切kiれぬrenu未練mirenのno糸itoをwo 爪弾tsumabiきのkino
三味syamiにni託takuしてshite 黄楊tsugeのno櫛kushi
つもれつもれよtsumoretsumoreyo 白々shirajiraとto
わすれwasure雪yuki
螢hotaruはha闇yamiをwo 恋koiしがりshigari
蝶々chouchouはha花hanaをwo 恋koiしがるshigaru
わたしwatashi欲hoしがるあんたshigaruanta 待maってますttemasu
渡wataりri比kuraべてbete このkono川kawaのno
水mizuのno甘amaさにsani 気kiづいたらduitara
帰kaeってこtteko
秋akiにはniha赤akaいi 紅葉kouyou酒zake
冬fuyuにはniha白shiroいi 雪見酒yukimizake
分waけたketa寝酒nezakeのno酔yoいがiga 冷saめぬまにmenumani
二年ninen三年sannen 五go年分nenbun
愛aiのno形見katamiがga 残nokoるようruyou
抱daきしめてkishimete