湯舟ゆぶねに浮うかぶ 三日月みかづきを
手桶ておけで掬すくい 湯ゆを浴あびる
きれいな肌はだで 抱だかれたい
最後さいごなら…
もう戻もどれない 元もとの二人ふたりに
いで湯ゆの宿やど
障子しょうじの陰かげの 虫むしの音ねは
私わたしの胸むねの しのび泣なき
浴衣ゆかたの袖そでを 押おし当あてて
乱みだれたら…
もう見みられない 夢ゆめの続つづきは
いで湯ゆの宿やど
別わかれの朝あさは 明あけたのに
袂たもとに隠かくす 時刻表じこくひょう
汽笛きてきはここで 聴きくつもり
辛つらいから…
もう戻もどれない 元もとの二人ふたりに
いで湯ゆの宿やど
湯舟yubuneにni浮uかぶkabu 三日月mikadukiをwo
手桶teokeでde掬sukuいi 湯yuをwo浴aびるbiru
きれいなkireina肌hadaでde 抱daかれたいkaretai
最後saigoならnara…
もうmou戻modoれないrenai 元motoのno二人futariにni
いでide湯yuのno宿yado
障子syoujiのno陰kageのno 虫mushiのno音neはha
私watashiのno胸muneのno しのびshinobi泣naきki
浴衣yukataのno袖sodeをwo 押oしshi当aててtete
乱midaれたらretara…
もうmou見miられないrarenai 夢yumeのno続tsuduきはkiha
いでide湯yuのno宿yado
別wakaれのreno朝asaはha 明aけたのにketanoni
袂tamotoにni隠kakuすsu 時刻表jikokuhyou
汽笛kitekiはここでhakokode 聴kiくつもりkutsumori
辛tsuraいからikara…
もうmou戻modoれないrenai 元motoのno二人futariにni
いでide湯yuのno宿yado