流ながれる水みずは 逆さからわず
草木くさきは風かぜに ただなびく
濁にごった川かわも 澄すむ川かわも
同おなじこの世よの 川かわならば
信しんじるままに 流ながれたい
こころを映うつす 鏡川かがみがわ
焦あせらず急せかず 悠々ゆうゆうと
試練しれんの波なみに 耐たえてゆく
器用きように生いきて ゆけないが
折おり目め筋目すじめは きっちりと
男おとこのままで 流ながれたい
いのちを映うつす 鏡川かがみがわ
時代じだいがいくら 変かわろうと
かわらぬ情なさけ 人ひとの愛あい
己おのれの不運ふうん 嘆なげくより
生いきる喜よろこび 倖しあわせを
肚こころに抱だいて 流ながれたい
あしたを映うつす 鏡川かがみがわ
流nagaれるreru水mizuはha 逆sakaらわずrawazu
草木kusakiはha風kazeにni ただなびくtadanabiku
濁nigoったtta川kawaもmo 澄suむmu川kawaもmo
同onaじこのjikono世yoのno 川kawaならばnaraba
信shinじるままにjirumamani 流nagaれたいretai
こころをkokorowo映utsuすsu 鏡川kagamigawa
焦aseらずrazu急seかずkazu 悠々yuuyuuとto
試練shirenのno波namiにni 耐taえてゆくeteyuku
器用kiyouにni生iきてkite ゆけないがyukenaiga
折oりri目me筋目sujimeはha きっちりとkitchirito
男otokoのままでnomamade 流nagaれたいretai
いのちをinochiwo映utsuすsu 鏡川kagamigawa
時代jidaiがいくらgaikura 変kaわろうとwarouto
かわらぬkawaranu情nasaけke 人hitoのno愛ai
己onoreのno不運fuun 嘆nageくよりkuyori
生iきるkiru喜yorokoびbi 倖shiawaせをsewo
肚kokoroにni抱daいてite 流nagaれたいretai
あしたをashitawo映utsuすsu 鏡川kagamigawa