お国くになまりでぽつりと話はなす
お客きゃくさんの 言葉ことばが
しみじみ恋こいしい なつかしい
雨あめの横丁よこちょう 駅裏えきうら酒場さかば
泣ないて別わかれた 妹いもうとを
思おもい出ださせて 故郷こきょうが揺ゆれる
蝉せみじゃごんせん妹いもうとでござる
妹いもうと泣なくなよ 気きにかかる
惚ほれた男おとこは忘わすれたけれど
忘わすれないよ 妹いもうとの つんつん椿つばきの 花はなえくぼ
雨あめに汽笛きてきがちぎれて消きえて
こころばかりが飛とんで行いく
夢ゆめも昔むかしの 故郷こきょうの空そらへ
盥回たらいまわしの情なさけにすがる
そんなものね この世よは
袖そですり合あうのも 縁えんなら
雨あめののれんににじんだ灯あかり
拾ひろい集あつめて お客きゃくさん
歌うたいましょうよ 故郷こきょうの歌うたを
おo国kuniなまりでぽつりとnamaridepotsurito話hanaすsu
おo客kyakuさんのsanno 言葉kotobaがga
しみじみshimijimi恋koiしいshii なつかしいnatsukashii
雨ameのno横丁yokochou 駅裏ekiura酒場sakaba
泣naいてite別wakaれたreta 妹imoutoをwo
思omoいi出daさせてsasete 故郷kokyouがga揺yuれるreru
蝉semiじゃごんせんjagonsen妹imoutoでござるdegozaru
妹imouto泣naくなよkunayo 気kiにかかるnikakaru
惚hoれたreta男otokoはha忘wasuれたけれどretakeredo
忘wasuれないよrenaiyo 妹imoutoのno つんつんtsuntsun椿tsubakiのno 花hanaえくぼekubo
雨ameにni汽笛kitekiがちぎれてgachigirete消kiえてete
こころばかりがkokorobakariga飛toんでnde行iくku
夢yumeもmo昔mukashiのno 故郷kokyouのno空soraへhe
盥回taraimawaしのshino情nasaけにすがるkenisugaru
そんなものねsonnamonone このkono世yoはha
袖sodeすりsuri合aうのもunomo 縁enならnara
雨ameののれんににじんだnonorenninijinda灯akaりri
拾hiroいi集atsuめてmete おo客kyakuさんsan
歌utaいましょうよimasyouyo 故郷kokyouのno歌utaをwo