evergreen 歌詞 鹿乃 ふりがな付

ねえ教おしえてくださいこの木きには
あとどれくらいの幸しあわせが生なり
あといくつ取とることができますか
うまく手ては届とどくかな
きっとどうしようもなく泣ないたり
きっと小ちいさなこと喜よろこんだり
そんな風ふうにして育はぐくんでいくんだね

ねえどれだけの愛あいを注そそいでも
思おもい通どおりにはいかないんだね
どんなに綺麗きれいに花はなが咲さいても
やがて枯かれるから
ずっと忘わすれられない痛いたみと
ずっと忘わすれたくない思おもい出でと
心こころをうまく割わり切きれたらいいのにね

強つよく強つよく握にぎりしめたら
壊こわれるのが怖こわかったんだ
雨あめに打うたれ軋きしんで落おちた
木この葉はは手てをすり抜ぬけていくのに

大切たいせつなもの探さがして
足元あしもとばかり見みてるぼくらは
こんな綺麗きれいな空そらの下した
どうして どうしてって思おもうんだ

戸惑とまどい見みせてる時ときにだって
何なんでも出来できてるような気きになって
待まって、何なにでって言いわれたって
強つよがってるだけ
一緒いっしょにいる時ときにはいつだって
ねえどんな時ときもそうやって
そんなもんだなんて笑わらい飛とばして

辛つらい時ときほど笑顔えがお見みせるような
誰だれもがそんな立派りっぱじゃないから
痛いたみを隠かくしてる時ときくらいは
気付きづけたらいいな
もしもそんな人ひとになれたらとか
もしもそんな人ひとがいたらなとか
思おもったことは伝つたえておかないとね

何なにかが終おわる時ときにはまた
何なにか始はじまって繰くり返かえし
雨上あめあがりの陽ひだまりの下した
小ちいさな芽めがまた色いろづくように

どれだけ探さがしてみても
おんなじなんてどこにもないし
誰だれだって自分じぶんばかりが
どうして どうしてって思おもうんだ

人知ひとしれず流ながした涙なみだも
見逃みのがしてしまった間違まちがいも
悪わるいことばかりじゃないから
芽生めばえた気持きもちを忘わすれないで

大切たいせつなもの探さがして
迷まよい疲つかれることもあるけど
綺麗きれいな空そらを見上みあげて
泣ないたりまた恋こいしたいって思おもうんだ

空そらが青あおく晴はれ渡わたるように
明日あしたからは笑わらえますように
ヨーイドンで描えがくほうに
走はしり出だそう
一緒いっしょにいる時ときにはいつだって
ねえどんな時ときもこうやって
そんなもんだなんて笑わらい飛とばそう