コンクリートを黒くろく濡ぬらした降ふり注そそぐ雨あめは
まるで僕ぼくたちの憂鬱ゆううつのように 音おともなく広ひろがってゆく
「会あえないの?」受話器じゅわき越ごしの掠かすれている君きみの声こえに
囚とらわれた僕ぼくはすぐに ドアを開あけ夜よるを駆かけるよ
夜よるにしかその花はなを咲さかせない君きみだから
僕ぼくはただ朝あさの来こない世界せかいを探さがしている
狂くるい咲ざけ今いまだけを、この瞳ひとみに刻きざみ瞑めいじた
痛いたいほど真まっ白しろなその肌はだと かぐわしい香かおり
咲さき乱みだれ、今いまだけは全すべて忘わすれて欲ほしい
痛いたいほど真まっ白しろなその胸むねに刻きざんだ約束やくそく
季節きせつが何度なんど巡めぐり 悪戯いたずらな時ときが
君きみを記憶きおくの底そこへ連つれ去さっても 必かならず迎むかえにゆくよ
「繋つないだ手て 離はなさないで」
終おわりを告つげる鐘かねの音ねが響ひびく
儚はかなく微笑ほほえんだ君きみは 新あたらしい朝あさに溶とけて消きえた
狂くるい咲ざき、灰色はいいろの未来みらいが君きみを手て招まねく
二度にどと枯かれることはない 君きみを照てらす光ひかりになるから
そう消きえることはない ずっと忘わすれはしない
痛いたいほど真まっ白しろな 永遠えいえんに解とけぬ約束やくそく
コンクリkonkuriートtoをwo黒kuroくku濡nuらしたrashita降fuりri注sosoぐgu雨ameはha
まるでmarude僕bokuたちのtachino憂鬱yuuutsuのようにnoyouni 音otoもなくmonaku広hiroがってゆくgatteyuku
「会aえないのenaino?」受話器juwaki越goしのshino掠kasuれているreteiru君kimiのno声koeにni
囚toraわれたwareta僕bokuはすぐにhasuguni ドアdoaをwo開aけke夜yoruをwo駆kaけるよkeruyo
夜yoruにしかそのnishikasono花hanaをwo咲saかせないkasenai君kimiだからdakara
僕bokuはただhatada朝asaのno来koないnai世界sekaiをwo探sagaしているshiteiru
狂kuruいi咲zaけke今imaだけをdakewo、このkono瞳hitomiにni刻kizaみmi瞑meiじたjita
痛itaいほどihodo真maっxtu白shiroなそのnasono肌hadaとto かぐわしいkaguwashii香kaoりri
咲saきki乱midaれre、今imaだけはdakeha全subeてte忘wasuれてrete欲hoしいshii
痛itaいほどihodo真maっxtu白shiroなそのnasono胸muneにni刻kizaんだnda約束yakusoku
季節kisetsuがga何度nando巡meguりri 悪戯itazuraなna時tokiがga
君kimiをwo記憶kiokuのno底sokoへhe連tsuれre去saってもttemo 必kanaraずzu迎mukaえにゆくよeniyukuyo
「繋tsunaいだida手te 離hanaさないでsanaide」
終oわりをwariwo告tsuげるgeru鐘kaneのno音neがga響hibiくku
儚hakanaくku微笑hohoeんだnda君kimiはha 新ataraしいshii朝asaにni溶toけてkete消kiえたeta
狂kuruいi咲zaきki、灰色haiiroのno未来miraiがga君kimiをwo手te招maneくku
二度nidoとto枯kaれることはないrerukotohanai 君kimiをwo照teらすrasu光hikariになるからninarukara
そうsou消kiえることはないerukotohanai ずっとzutto忘wasuれはしないrehashinai
痛itaいほどihodo真maっxtu白shiroなna 永遠eienにni解toけぬkenu約束yakusoku