雨雲と太陽 歌詞 日食なつこ ふりがな付

雨雲あまぐもは恋こいをした 相手あいてはきらきらの太陽たいよう
人気者にんきものの彼かれのこと いつでも遠とおくから見みていた

あたしが空そらに出でたなら みんな逃にげだして隠かくれちゃうの
あなたがひとたび繰くり出だせば 誰だれもが笑わらって空そらを見みるのに

好すかれたいなあたしも
好すかれたいなあなたにも

雨雲あまぐもは決きめたんだ 少すこしでも彼かれに近ちかづこう
雨粒あまつぶスカートひらめかせ 太陽光たいようこう満みちる向むこうの空そらへ

低気圧ていきあつが広ひろがった
彼かれもどこか消きえてしまった
立たち尽つくした彼女かのじょはやがて泣なきだした

「あたしの恋こいなんていつもそうよ。
ためらい果はてては逃のがすのよ。
所詮しょせんあたしは嫌きらわれあなたは好よかれ、
魔法まほうはないのよ!」

weep, weep, やまない雨あめに
soak, soak, 街まちはずぶ濡ぬれ
どうしたんだって顔かおを出だした太陽たいようが言いう

「そんなに泣なくなよrainy lady.
素敵すてきな服ふくが大だい無なしさ。
僕ぼくだけじゃこの星ほしは枯かれてしまう。
君きみにいてほしいんだ!」

「あたしの恋こいなんていつもそうよ!
振ふり回まわされてばっかりよ!
だけど時ときにそれすら愛いとおしいよ、
魔法まほうみたいだよ!」

魔法まほうが起おきたよ