かつらの唄 歌詞 月亭可朝 ふりがな付

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よみ:かつらのうた

かつらの唄 歌詞

月亭可朝

2017.11.15 リリース
作詞
月亭可朝
作曲
月亭可朝
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おとこのハゲあたま精力家せいりょくか、ハゲあたま悪人あくにんなしや
ハゲあたま愛嬌あいきょうあるで、
それでもかつらをようかぶる
出勤しゅっきんギリギリまえきてきて、えゝ加減かげんのりつけてぺったんこあたまにはって、
はしるもんやから、いしにけつまづいた途端とたんちたある。
あわててひろうてつけたんはえゝけども、
すながついたまゝひっつけたもんやから、
あたまがヒリヒリヒリヒリヒリヒリしてからに、
風向かざむきにはしったら、まえがパクパクパクあいたりして、階段かいだんかけがって
電車でんしゃりしなドアにあたまをハサまれて、あわててからだをうしろへひいたけど、
身体からだはホームにのこってるのに先頭せんとうだけ東京とうきょうってまいよった。
なんちゅう電車でんしゃかと調しらべてみたら、
ひかりごう」やったやおまへんか。

おんなのハゲあたまはめったにおまへん。それでもかつらをようかぶる。
ぶんきん島田しまだ花嫁はなよめさんせてタクシーがはしってた。
その運転手うんてんしゅさんのあらいこと。スピードあげては信号しんごう手前てまえで、キイーッ、
急停車きゅうていしゃふたたびスピードあげて信号しんごう手前てまえで、キイーッ、急停車きゅうていしゃ
調子ちょうしってはしってるときくるままえに、こどもさんがひとり横断おうだんしかけた。
あわてて運転手うんてんしゅさんがブレーキを、キイーッ、!
さいわいこどもさんのちょっと手前てまえくるままって、こどもさんは無事ぶじやった。
ところが反動はんどうというものはおそろしいもんで、急停車きゅうていしゃさいに、花嫁はなよめさんが、
からだまえにのめりした そのトタン。
あたまのかつらがんでもた。
「イヤ、かなんわこんなんホンマにかなわんわ、
うちらホンマにどないしょ」
といゝながら、フトまえたら運転手うんてんしゅぶんきん島田しまだ
ハンドルにぎってるやおまへんか。

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曲名:かつらの唄 歌手:月亭可朝