秋あきの七草ななくさ 色いろ増ますころよ
役者やくしゃなりゃこそ 旅たびから旅たびへ
雲くもが流ながれる 今年ことしも暮くれる
風かぜにさやさや 花はな芒のぎ
時雨しぐれふる夜よるは 蟋蟀こおろぎ啼ないて
なぜか淋さびしい 寄よせ太鼓だいこ
下座げざの三味しゃみさえ こころに沁しみる
男おとこ涙なみだの 牡丹刷毛ぼたんばけ
幟のぼりはたはた 夕雲ゆうぐも見みれば
渡わたる雁かり 故郷こきょうは遠とおい
役者やくしゃする身みと 空そら飛とぶ鳥とりは
どこのいずくで 果はてるやら
秋akiのno七草nanakusa 色iro増maすころよsukoroyo
役者yakusyaなりゃこそnaryakoso 旅tabiからkara旅tabiへhe
雲kumoがga流nagaれるreru 今年kotoshiもmo暮kuれるreru
風kazeにさやさやnisayasaya 花hana芒nogi
時雨shigureふるfuru夜yoruはha 蟋蟀koorogi啼naいてite
なぜかnazeka淋sabiしいshii 寄yoせse太鼓daiko
下座gezaのno三味syamiさえsae こころにkokoroni沁shiみるmiru
男otoko涙namidaのno 牡丹刷毛botanbake
幟noboriはたはたhatahata 夕雲yuugumo見miればreba
渡wataるru雁kari 故郷kokyouはha遠tooいi
役者yakusyaするsuru身miとto 空sora飛toぶbu鳥toriはha
どこのいずくでdokonoizukude 果haてるやらteruyara