思おもいあふれて 花はな摘つめば
白しろい指ゆびさき 入日いりひがにじむ
あざみなぜなぜ 刺とげ持もつ花はなか
たとえ ささりょと
あぁ 誰だれか夢ゆめなき
森もりの梢こずえに 照てる月つきも
くもれ男おとこの 切せつない涙なみだ
つよくあきらめ 忘わすりょとすれば
声こえが またよぶ
あぁ 誰だれか夢ゆめなき
あわれ彼かの君きみ いま在まさば
何なにんで離はなれりょう 離はなされましょか
伊豆いずの紅べにばら 湯槽ぶねにちらし
すがる おもかげ
あぁ 誰だれか夢ゆめなき
愛あいがまことの 愛あいならば
慕したうこの花はな あの花はな二ふたつ
結むすぶ都との 優やさ糸柳いとやなぎ
春はるよ輝かがやけ
あぁ 誰だれか夢ゆめなき
思omoいあふれてiafurete 花hana摘tsuめばmeba
白shiroいi指yubiさきsaki 入日irihiがにじむganijimu
あざみなぜなぜazaminazenaze 刺toge持moつtsu花hanaかka
たとえtatoe ささりょとsasaryoto
あぁaa 誰dareかka夢yumeなきnaki
森moriのno梢kozueにni 照teるru月tsukiもmo
くもれkumore男otokoのno 切setsuないnai涙namida
つよくあきらめtsuyokuakirame 忘wasuりょとすればryotosureba
声koeがga またよぶmatayobu
あぁaa 誰dareかka夢yumeなきnaki
あわれaware彼kaのno君kimi いまima在maさばsaba
何naniんでnde離hanareりょうryou 離hanaされましょかsaremasyoka
伊豆izuのno紅beniばらbara 湯槽buneにちらしnichirashi
すがるsugaru おもかげomokage
あぁaa 誰dareかka夢yumeなきnaki
愛aiがまことのgamakotono 愛aiならばnaraba
慕shitaうこのukono花hana あのano花hana二futaつtsu
結musuぶbu都toのno 優yasa糸柳itoyanagi
春haruよyo輝kagayaけke
あぁaa 誰dareかka夢yumeなきnaki