意地いじと人情にんじょうの 筑前ちくぜん絞しぼり
粋いきに捌さばくにゃ 惚ほれすぎた
月つきの那珂川なかがわ 中州なかすの紅燈あかり
縋すがりつけない 恋こいの舟ふね
博多はかたしぐれは しんから沁しみる
男おとこまさりの 泣なきどころ
背伸せのびしたとて 六本松ろっぽんまつは
見みえる筈はずない 片瀬かたせ波なみ
夢ゆめを手てさぐり 玄界灘げんかいなだの
風かぜに蹌踉よろける 影法子かげぼうし
まさか泣なくほど 弱よわくはないが
口くちと心こころは 裏腹うらはらに
博多はかた人形にんぎょう 市松いちまつ格子ごうし
潜もぐりゃ涙なみだの 袖そでしぐれ
意地ijiとto人情ninjouのno 筑前chikuzen絞shiboりri
粋ikiにni捌sabaくにゃkunya 惚hoれすぎたresugita
月tsukiのno那珂川nakagawa 中州nakasuのno紅燈akari
縋sugaりつけないritsukenai 恋koiのno舟fune
博多hakataしぐれはshigureha しんからshinkara沁shiみるmiru
男otokoまさりのmasarino 泣naきどころkidokoro
背伸senoびしたとてbishitatote 六本松ropponmatsuはha
見miえるeru筈hazuないnai 片瀬katase波nami
夢yumeをwo手teさぐりsaguri 玄界灘genkainadaのno
風kazeにni蹌踉yoroけるkeru 影法子kageboushi
まさかmasaka泣naくほどkuhodo 弱yowaくはないがkuhanaiga
口kuchiとto心kokoroはha 裏腹uraharaにni
博多hakata人形ningyou 市松ichimatsu格子goushi
潜moguりゃrya涙namidaのno 袖sodeしぐれshigure