三日みっか限かぎりの みちのくの
旅たびも最後さいごの 北きた泊どまり
弘前ひろさき 津軽つがる
傘かさはいらない 夜桜よざくらしぐれ
この世よで添そえぬ 恋こいゆえに
花はなも見みせるか 貰もらい泣なき
連つれて逃にげての ひと言ことが
なんで言いえない 意気地いくじなし
弘前ひろさき 津軽つがる
弱よわい女おんなに 夜桜よざくらしぐれ
飛礫つぶてのように 花はなびらが
払はらい除のけても 頬ほほを打うつ
七日なのか桜さくらと 言いうように
きっと今夜こんやが 咲さき納おさめ
弘前ひろさき 津軽つがる
肩かたに降ふる降ふる 夜桜よざくらしぐれ
二人ふたりの夢ゆめが 散ちり急いそぐ
かけらみたいで 辛つらくなる
三日mikka限kagiりのrino みちのくのmichinokuno
旅tabiもmo最後saigoのno 北kita泊domaりri
弘前hirosaki 津軽tsugaru
傘kasaはいらないhairanai 夜桜yozakuraしぐれshigure
このkono世yoでde添soえぬenu 恋koiゆえにyueni
花hanaもmo見miせるかseruka 貰moraいi泣naきki
連tsuれてrete逃niげてのgeteno ひとhito言kotoがga
なんでnande言iえないenai 意気地ikujiなしnashi
弘前hirosaki 津軽tsugaru
弱yowaいi女onnaにni 夜桜yozakuraしぐれshigure
飛礫tsubuteのようにnoyouni 花hanaびらがbiraga
払haraいi除noけてもketemo 頬hohoをwo打uつtsu
七日nanoka桜sakuraとto 言iうようにuyouni
きっとkitto今夜konyaがga 咲saきki納osaめme
弘前hirosaki 津軽tsugaru
肩kataにni降fuるru降fuるru 夜桜yozakuraしぐれshigure
二人futariのno夢yumeがga 散chiりri急isoぐgu
かけらみたいでkakeramitaide 辛tsuraくなるkunaru