サヨナラっていう 歌詞 石川智晶 ふりがな付

僕ぼくが「僕ぼく」を動うごかしてるってこと
私わたしが「私わたし」を走はしらせてること
当あたり前まえのことに ふと怖こわくなるんだ ah
林檎りんごの皮かわ 途切とぎれずにむいて
削けずり取とって繋つないできたけれど
ホコリ被かぶった城しろを手放てばなしたいよ
気持きもちついていけないだけ

サヨナラっていうから
サヨナラってサヨナラ
取とれかかったボタン
いつまでもみてる自分じぶんにサヨナラ
サヨナラっていうから
横並よこならびの星ほし達たちが枝分えだわかれしても
ひとつ手放てばなしてひとつ光ひかりもらう
サヨナラ

僕ぼくが「僕ぼく」をしゃべらせてるってこと
私わたしが「私わたし」を黙だまらせてること
体からだの真まん中なか 時計とけいがあるのなら壊こわして
いま心こころは時間じかんとは少すこし離はなれた場所ばしょに
ある気きがしている
ぼんやりした過去かこを早はや回まわしして
眠ねむりにつけるはずもなく

サヨナラっていうから
サヨナラってサヨナラ
地図ちずをひろげても
紙切かみきれ以上いじょうにみえない夢ゆめなら

サヨナラっていうから
サヨナラってサヨナラ
取とれかかったボタン
いつまでもみてる自分じぶんにサヨナラ

サヨナラって何なにかを置おいてく訳わけじゃなくて
誰だれも歩あるいてないまっさらな砂すなに物語ものがたりをつくる
サヨナラってあるから
oh サヨナラ
サヨナラ サヨナラって
サヨナラ サヨナラ….