親おやの居いる奴やつ 幸福しあわせもんさ
俺おれの親父おやじは 生駒山いこまやま
生命いのちは売うりもの 粗末そまつにゃならぬ
生いきて世よの為ため 人ひとの為ため
俺おれは河内かわちの 俺おれは河内かわちの 次郎長じろちょうや
ほれた女おんなが 教おしえてくれた
涙なみだいい奴やつ 甘あまい奴やつ
鬼おにと仏ほとけが 心こころの中なかに
二ふたつ仲良なかよく 住すみついた
俺おれは河内かわちの 俺おれは河内かわちの 次郎長じろちょうや
河内かわち音頭おんどの 太鼓たいこのひびき
どんと叩たたけば 気きが晴はれる
やると決きめたら 唯ただやるだけさ
闘鶏しゃもは死しんでも 音ねをあげぬ
俺おれは河内かわちの 俺おれは河内かわちの 次郎長じろちょうや
親oyaのno居iるru奴yatsu 幸福shiawaseもんさmonsa
俺oreのno親父oyajiはha 生駒山ikomayama
生命inochiはha売uりものrimono 粗末somatsuにゃならぬnyanaranu
生iきてkite世yoのno為tame 人hitoのno為tame
俺oreはha河内kawachiのno 俺oreはha河内kawachiのno 次郎長jirochouやya
ほれたhoreta女onnaがga 教oshiえてくれたetekureta
涙namidaいいii奴yatsu 甘amaいi奴yatsu
鬼oniとto仏hotokeがga 心kokoroのno中nakaにni
二futaつtsu仲良nakayoくku 住suみついたmitsuita
俺oreはha河内kawachiのno 俺oreはha河内kawachiのno 次郎長jirochouやya
河内kawachi音頭ondoのno 太鼓taikoのひびきnohibiki
どんとdonto叩tataけばkeba 気kiがga晴haれるreru
やるとyaruto決kiめたらmetara 唯tadaやるだけさyarudakesa
闘鶏syamoはha死shiんでもndemo 音neをあげぬwoagenu
俺oreはha河内kawachiのno 俺oreはha河内kawachiのno 次郎長jirochouやya