時ときの理りは 長ながい記憶きおく
重かさなりて 憂うれい定さだめる
変かわらずや哀かなしみの喪もに服ふくす顔かおの裏うら
当事者とうじしゃに流ながれる事情じじょうなんてもの
興味きょうみなどない
清きよら瀬せに身みを投なげる
罪悪ざいあくを削そぎ落おとすように
路ろ 路ろ 路傍ろぼうの鳥とり 成なり
怖気おじけず 長ながいものまで巻まけ
夢ゆめ 潰ついえぬ 最果もはての
静謐せいひつな御伽おとぎを
人魚にんぎょの戯言ざれごと 踊おどる
俗世ぞくよへ 月つきへと 雲隠くもがくれ
弔とむらいの篝火かがりび 送おくり
美うつくしき 看取みとり 晴はれるまで
艶あでやかさえ 揺ゆれ
君きみは君きみはで良よカレ
秘色ひそく色いろに委ゆだねよ
完かん全体ぜんたいの幻想げんそう
烏揚羽カラスアゲハが落おちる
あの日ひ 見みた橙だいだいも
生命せいめい暮くれる旅路たびじの
崇高すうこうな遊戯ゆうぎを
見みせて 最後さいごの陽炎かげろう
届とどけて 紅べに 「斎ゆつの音ねを」
時tokiのno理riはha 長nagaいi記憶kioku
重kasaなりてnarite 憂ureいi定sadaめるmeru
変kaわらずやwarazuya哀kanaしみのshimino喪moにni服fukuすsu顔kaoのno裏ura
当事者toujisyaにni流nagaれるreru事情jijouなんてものnantemono
興味kyoumiなどないnadonai
清kiyoらra瀬seにni身miをwo投naげるgeru
罪悪zaiakuをwo削soぎgi落oとすようにtosuyouni
路ro 路ro 路傍robouのno鳥tori 成naりri
怖気ojikeずzu 長nagaいものまでimonomade巻maけke
夢yume 潰tsuiえぬenu 最果mohaてのteno
静謐seihitsuなna御伽otogiをwo
人魚ningyoのno戯言zaregoto 踊odoるru
俗世zokuyoへhe 月tsukiへとheto 雲隠kumogakuれre
弔tomuraいのino篝火kagaribi 送okuりri
美utsukuしきshiki 看取mitoりri 晴haれるまでrerumade
艶adeやかさえyakasae 揺yuれre
君kimiはha君kimiはでhade良yoカレkare
秘色hisoku色iroにni委yudaねよneyo
完kan全体zentaiのno幻想gensou
烏揚羽karasuagehaがga落oちるchiru
あのano日hi 見miたta橙daidaiもmo
生命seimei暮kuれるreru旅路tabijiのno
崇高suukouなna遊戯yuugiをwo
見miせてsete 最後saigoのno陽炎kagerou
届todoけてkete 紅beni 「斎yuつのtsuno音neをwo」