手てのひらで転ころがすペンは、想おもいを描えがくものだった。
白しろく覆おおう校庭こうていの雪ゆきは、僕ぼくの夢ゆめをも隠かくしていた。
諦あきらめたくはないと窓辺まどべで突つっ伏ぷして、
教室きょうしつに響ひびく声こえはあまりに無邪気むじゃきで楽たのしそうだった。
パラパラ降ふる雪ゆき、映うつり込こんだ。
ポロポロ落おちる涙なみだの意味いみを溶とかして消けした。
パラパラ崩くずれる僕ぼくの夢ゆめは、
ボロボロになった僕ぼくのノートに書かき残のこしてく。
何枚なんまいも重かさねた紙かみは、僕ぼくの世界せかいを表あらわした。
夢ゆめに見みてた未来みらいの僕ぼくは、夢ゆめを捨すてていたみたいだ。
諦あきらめたくはないと強つよがったあの日々ひびは、
逃にげてしまいたいなって気きづかず過すごした。
苦くるしかったんだ…
パラパラ雪ゆきが降ふり出だした、
あの頃ころ、僕ぼくが窓辺まどべで書かいた言葉ことばは消きえた。
パラパラ崩くずれた僕ぼくの夢ゆめを、
ボロボロになった僕ぼくの心こころに刻きざみ込こんで行いく。
校庭こうていを覆おおう白しろい雪ゆきを、久ひさしぶりに踏ふみしめ歩あるいてみた。
汚よごれた靴くつと。
あの頃ころ、僕ぼくが見みてた景色けしき。あの頃ころと何なにも変かわらない僕ぼく。
逃にげ出だしていた。
パラパラ降ふる雪ゆき、積つもる頃ころ、
ポロポロ落おちる涙なみだの意味いみに、今更いまさら気付きづく。
諦あきらめたくないと強つよがる僕ぼくも、
あの頃ころと何なにも変かわらないから、追おいかけていく。
手teのひらでnohirade転koroがすgasuペンpenはha、想omoいをiwo描egaくものだったkumonodatta。
白shiroくku覆ooうu校庭kouteiのno雪yukiはha、僕bokuのno夢yumeをもwomo隠kakuしていたshiteita。
諦akiraめたくはないとmetakuhanaito窓辺madobeでde突tsuっxtu伏puしてshite、
教室kyoushitsuにni響hibiくku声koeはあまりにhaamarini無邪気mujakiでde楽tanoしそうだったshisoudatta。
パラパラparapara降fuるru雪yuki、映utsuりri込koんだnda。
ポロポロporoporo落oちるchiru涙namidaのno意味imiをwo溶toかしてkashite消keしたshita。
パラパラparapara崩kuzuれるreru僕bokuのno夢yumeはha、
ボロボロboroboroになったninatta僕bokuのnoノnoートtoにni書kaきki残nokoしてくshiteku。
何枚nanmaiもmo重kasaねたneta紙kamiはha、僕bokuのno世界sekaiをwo表arawaしたshita。
夢yumeにni見miてたteta未来miraiのno僕bokuはha、夢yumeをwo捨suてていたみたいだteteitamitaida。
諦akiraめたくはないとmetakuhanaito強tsuyoがったあのgattaano日々hibiはha、
逃niげてしまいたいなってgeteshimaitainatte気kiづかずdukazu過suごしたgoshita。
苦kuruしかったんだshikattanda…
パラパラparapara雪yukiがga降fuりri出daしたshita、
あのano頃koro、僕bokuがga窓辺madobeでde書kaいたita言葉kotobaはha消kiえたeta。
パラパラparapara崩kuzuれたreta僕bokuのno夢yumeをwo、
ボロボロboroboroになったninatta僕bokuのno心kokoroにni刻kizaみmi込koんでnde行iくku。
校庭kouteiをwo覆ooうu白shiroいi雪yukiをwo、久hisaしぶりにshiburini踏fuみしめmishime歩aruいてみたitemita。
汚yogoれたreta靴kutsuとto。
あのano頃koro、僕bokuがga見miてたteta景色keshiki。あのano頃koroとto何naniもmo変kaわらないwaranai僕boku。
逃niげge出daしていたshiteita。
パラパラparapara降fuるru雪yuki、積tsuもるmoru頃koro、
ポロポロporoporo落oちるchiru涙namidaのno意味imiにni、今更imasara気付kiduくku。
諦akiraめたくないとmetakunaito強tsuyoがるgaru僕bokuもmo、
あのano頃koroとto何naniもmo変kaわらないからwaranaikara、追oいかけていくikaketeiku。