よみ:めくら
盲 歌詞
-
己龍
- 2016.6.29 リリース
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極彩ごくさいに眩くらむ光ひかり
瞼まぶたを縫ぬい付つける
羅列られつの綴つづりを綴すすり
這はいずり廻まわる舌した 蠢うごめいた
軋きしむ頭蓋ずがいが犇ひしめく
琥珀こはくに嘔吐はき戻もどし
臥ふした肌はだは灰はいに埋うずもれ
針はりの音ねの跫あしあとが呻うめき
斑まだらに蝕むしばむ黒点こくてんが 佳景かけいを侵食しんしょくしてゆく
翳かざす掌てのひらは 軈やがて黒くろい陽ひに呑のまれ 瞼裏まなうらを灼やいた
盲目もうもくの煉獄れんごくに腐くち糜爛ただれる
紅くれ没しずむ喪失そうしつに叫声きょうせいは捻ねじれて
掻かき毟むしる膿うみの狂くるう滲しみが故ゆえに
底そこ無なき底そこ
極彩ごくさいに眩くらむ光ひかり
瞼まぶたを縫ぬい止とめた
眼窩がんかの奥おくを這はいずる
尖とがり嬲なぶる舐ねぶり 濡ぬれる舌した
剥離はくりする色彩しきさいが褪あせて 白しろい闇やみに呑のまれゆく
辿たどる輪郭りんかくも 軈やがて途切とぎれ 面影おもかげを花はな腐くさす黒雨こくう
盲目もうもくの煉獄れんごくに腐くち糜爛ただれる
紅くれ没しずむ喪失そうしつに叫声きょうせいは捩ねじれて
明日あすと散ちった開花かいかする舌先したさき
声こえ無なき聲こえ
継つぎ接はいだ瞼まぶた
腫瘍はれた午後ごごの朝あさ
柘榴ざくろに裂さける眩くらみに
手てを伸のばす燦然さんぜんは 仄暗ほのぐらく消きゆ
盲目もうもくの煉獄れんごくに腐くち糜爛ただれる
暁歌水月あかつきに手てを振ふり 遠とおざかる影かげ
離はなれた指先ゆびさきを薫くゆる残香のこりが
別離わかれの歌うたを
今猶いまなお「其それ」は緩ゆるやかに此この眼めを蝕むしばみ続つづけて
何時いつか血膿ちうみと混まじり抉えぐれ落おちた末期まつごに
空虚くうきょな残響ざんきょうを反響はんきょうする聲こえは…
何なにを遺のこし、何処どこへ向むかう
瞼まぶたを縫ぬい付つける
羅列られつの綴つづりを綴すすり
這はいずり廻まわる舌した 蠢うごめいた
軋きしむ頭蓋ずがいが犇ひしめく
琥珀こはくに嘔吐はき戻もどし
臥ふした肌はだは灰はいに埋うずもれ
針はりの音ねの跫あしあとが呻うめき
斑まだらに蝕むしばむ黒点こくてんが 佳景かけいを侵食しんしょくしてゆく
翳かざす掌てのひらは 軈やがて黒くろい陽ひに呑のまれ 瞼裏まなうらを灼やいた
盲目もうもくの煉獄れんごくに腐くち糜爛ただれる
紅くれ没しずむ喪失そうしつに叫声きょうせいは捻ねじれて
掻かき毟むしる膿うみの狂くるう滲しみが故ゆえに
底そこ無なき底そこ
極彩ごくさいに眩くらむ光ひかり
瞼まぶたを縫ぬい止とめた
眼窩がんかの奥おくを這はいずる
尖とがり嬲なぶる舐ねぶり 濡ぬれる舌した
剥離はくりする色彩しきさいが褪あせて 白しろい闇やみに呑のまれゆく
辿たどる輪郭りんかくも 軈やがて途切とぎれ 面影おもかげを花はな腐くさす黒雨こくう
盲目もうもくの煉獄れんごくに腐くち糜爛ただれる
紅くれ没しずむ喪失そうしつに叫声きょうせいは捩ねじれて
明日あすと散ちった開花かいかする舌先したさき
声こえ無なき聲こえ
継つぎ接はいだ瞼まぶた
腫瘍はれた午後ごごの朝あさ
柘榴ざくろに裂さける眩くらみに
手てを伸のばす燦然さんぜんは 仄暗ほのぐらく消きゆ
盲目もうもくの煉獄れんごくに腐くち糜爛ただれる
暁歌水月あかつきに手てを振ふり 遠とおざかる影かげ
離はなれた指先ゆびさきを薫くゆる残香のこりが
別離わかれの歌うたを
今猶いまなお「其それ」は緩ゆるやかに此この眼めを蝕むしばみ続つづけて
何時いつか血膿ちうみと混まじり抉えぐれ落おちた末期まつごに
空虚くうきょな残響ざんきょうを反響はんきょうする聲こえは…
何なにを遺のこし、何処どこへ向むかう