真昼まひるの町まちは静しずかすぎて
太陽たいようだけが黒くろい影かげを歌うたう
黙だまってるあなたにそっぽ向むいて
窓まどに腰こしをかけて
光ひかる屋根やねを見みていた
水みずをまいた表通おもてどおりに空そらが映うつる
ふいに風かぜが吹ふいたら胸むねから吸すわれそうで
ふり向むけば部屋へやの中なか
まっ暗くら 急きゅうにめまい
ふわり 飛とんだからだ
昔むかし住すんでた田舎町いなかまちの昼下ひるさがりは
しんと時ときが止とまる
黙だまってる家並いえなみ 埃ほこりっぽい道みち
あなたがいた ここに
そんな気きがしている
海うみに抱だかれ目めを閉とじると宇宙うちゅうが見みえる
そう言いってたあなたに会あいに
海うみへ帰かえる さまよえば声こえがする
泣ないてる 誰だれかが呼よぶ
どこか遠とおいところ
ふわり 飛とんだからだ
真昼mahiruのno町machiはha静shizuかすぎてkasugite
太陽taiyouだけがdakega黒kuroいi影kageをwo歌utaうu
黙damaってるあなたにそっぽtteruanatanisoppo向muいてite
窓madoにni腰koshiをかけてwokakete
光hikaるru屋根yaneをwo見miていたteita
水mizuをまいたwomaita表通omotedooりにrini空soraがga映utsuるru
ふいにfuini風kazeがga吹fuいたらitara胸muneからkara吸suわれそうでwaresoude
ふりfuri向muけばkeba部屋heyaのno中naka
まっmaxtu暗kura 急kyuuにめまいnimemai
ふわりfuwari 飛toんだからだndakarada
昔mukashi住suんでたndeta田舎町inakamachiのno昼下hirusaがりはgariha
しんとshinto時tokiがga止toまるmaru
黙damaってるtteru家並ienaみmi 埃hokoriっぽいppoi道michi
あなたがいたanatagaita ここにkokoni
そんなsonna気kiがしているgashiteiru
海umiにni抱daかれkare目meをwo閉toじるとjiruto宇宙uchuuがga見miえるeru
そうsou言iってたあなたにttetaanatani会aいにini
海umiへhe帰kaeるru さまよえばsamayoeba声koeがするgasuru
泣naいてるiteru 誰dareかがkaga呼yoぶbu
どこかdokoka遠tooいところitokoro
ふわりfuwari 飛toんだからだndakarada