角巻かくまきで泣なきそうな
顔かおをかくして歩あるくのよ
吹雪ふぶきがやんだ北国きたぐにの 雪ゆきあかりの町まち
ポストの雪ゆきを指ゆびではらって
あなたに今日きょうも手紙てがみを出だすのよ
見知みしらぬ町まちへひとりで行いった人ひと
あの人ひとのいる町まちへ
今日きょうものぼりの汽車きしゃがゆく
汽笛きてきがひびく北国きたぐにの 雪ゆきあかりの町まち
このまま汽車きしゃに乗のってゆきたい
けれどもそれは出来できないことなの
ひとりっ子こだからこの町まち出でられない
雪崩なだれの音おとが眠ねむる私わたしの
まくらの底そこでもうじきひびくわ
花はな咲さく春はるが待まち遠どおしいわたし
角巻kakumakiでde泣naきそうなkisouna
顔kaoをかくしてwokakushite歩aruくのよkunoyo
吹雪fubukiがやんだgayanda北国kitaguniのno 雪yukiあかりのakarino町machi
ポストposutoのno雪yukiをwo指yubiではらってdeharatte
あなたにanatani今日kyouもmo手紙tegamiをwo出daすのよsunoyo
見知mishiらぬranu町machiへひとりでhehitoride行iったtta人hito
あのano人hitoのいるnoiru町machiへhe
今日kyouものぼりのmonoborino汽車kisyaがゆくgayuku
汽笛kitekiがひびくgahibiku北国kitaguniのno 雪yukiあかりのakarino町machi
このままkonomama汽車kisyaにni乗noってゆきたいtteyukitai
けれどもそれはkeredomosoreha出来dekiないことなのnaikotonano
ひとりっhitorixtu子koだからこのdakarakono町machi出deられないrarenai
雪崩nadareのno音otoがga眠nemuるru私watashiのno
まくらのmakurano底sokoでもうじきひびくわdemoujikihibikuwa
花hana咲saくku春haruがga待maちchi遠dooしいわたしshiiwatashi