残雪の町 歌詞 氷川きよし ふりがな付

ふたりがいつしか 恋仲こいなかと
気きづいた朝あさは 雪ゆきだった
風花かざばな舞まい散ちる 停車場ていしゃじょうに
肩かたよせたたずむ うしろ姿すがたよ
声こえに 声こえに ならない 白しろい白しろい哀かなしみ
降ふって 降ふって 心こころに降ふり積つもる……
何なにも言いわず この町まち 旅立たびだとう
だから友ともよ 俺おれの涙なみだ ふりむくな

野のあざみ咲さく道みち 自転車じてんしゃで
夕焼ゆうやけ雲ぐもを 追おいかけた
少年しょうねん時代じだいの 走馬燈そうまとう
無邪気むじゃきな笑顔えがおが 浮うかんで来くるよ
遠とおい 遠とおい あの日ひが 砕くだけ砕くだけちぎれて
降ふって 降ふって 心こころに吹ふきすさぶ……
いずれいつか 手紙てがみに 綴つづるから
だから友ともよ 俺おれの涙なみだ ふりむくな

雪ゆきよ 雪ゆきよ 想おもい出で すべてすべて埋うずめて
降ふって 降ふって 心こころに降ふり積つもれ……
明日あすはどこか ひとりで 遠とおい町まち
だから友ともよ 俺おれの涙なみだ ふりむくな