涙なみだには幾いくつもの 想おもい出でがある
心こころにも幾いくつかの 傷いたもある
ひとり酒ざけ 手酌てじゃく酒ざけ 演歌えんかを聞ききながら
ホロリ酒さけ そんな夜よも たまにゃ なぁいいさ
雨あめの中なか酔よいつぶれ 都会とかいの夜よるに
持もって来きた夢ゆめ捨すてた こともある
なぁ 酒さけよ 何なにを捨すて 何なにを拾ひろえばいい……
夢ゆめで泣なく そんな酒さけ 嫌いやだヨ なぁ酒さけよ
あの頃ころを振ふり返かえりゃ 夢ゆめ積つむ船ふねで
荒波あらなみに向むかってた 二人ふたりして
男おとこ酒ざけ 手酌てじゃく酒ざけ 演歌えんかを聞ききながら
なぁ酒さけよ お前まえには わかるか なぁ酒さけよ
何事なにごとも遠とおいほど すべて恋こいしい
何なにも無ない暮くらしさえ 笑わらえたな
アパートの 赤電話あかでんわ 今いまでもあるだろうか
ふるさとが 近ちかかった こわれた 赤電話あかでんわ
飲のみたいよ浴あびるほど 眠ねむりつくまで
男おとこには明日あすがある わかるだろう
詫わびながら 手酌てじゃく酒ざけ 演歌えんかを聞ききながら
愛あいしてる これからも わかるよ なぁ酒さけよ
飲のむほどにしみて来くる 十五じゅうごの春はるが
遠とおくから聞きこえてく 汽車きしゃの音おと
降ふり出だした この雨あめが 昔むかしを流ながすなら
なぁ酒さけよ おまえには 涙なみだを 流ながさせる
夜空よぞらには屋台やたい酒ざけ 男おとこの愚痴ぐちを
さみしさもわびしさも この酒さけに
なぁオヤジ 若わかい頃ころ 話はなしてくれないか
ばあちゃんや おふくろの 話はなしを なぁオヤジ
居酒屋いざかやの片隅かたすみに 置おいてたギター
つまびけば歌うたい出だす 演歌えんか節ぶし
冷酒ひやざけと酔よいどれと 泪なみだとふるさとと…
年老としおいた父ちちと母はは 子供こどもと なぁ 女房おまえ
冷酒ひやざけと酔よいどれと 泪なみだとふるさとと…
年老としおいた父ちちと母はは 子供こどもと なぁ 女房おまえ
わかるよ なぁ酒さけよ
涙namidaにはniha幾ikuつものtsumono 想omoいi出deがあるgaaru
心kokoroにもnimo幾ikuつかのtsukano 傷itaもあるmoaru
ひとりhitori酒zake 手酌tejaku酒zake 演歌enkaをwo聞kiきながらkinagara
ホロリhorori酒sake そんなsonna夜yoもmo たまにゃtamanya なぁいいさnaaiisa
雨ameのno中naka酔yoいつぶれitsubure 都会tokaiのno夜yoruにni
持moってtte来kiたta夢yume捨suてたteta こともあるkotomoaru
なぁnaa 酒sakeよyo 何naniをwo捨suてte 何naniをwo拾hiroえばいいebaii……
夢yumeでde泣naくku そんなsonna酒sake 嫌iyaだdaヨyo なぁnaa酒sakeよyo
あのano頃koroをwo振fuりri返kaeりゃrya 夢yume積tsuむmu船funeでde
荒波aranamiにni向muかってたkatteta 二人futariしてshite
男otoko酒zake 手酌tejaku酒zake 演歌enkaをwo聞kiきながらkinagara
なぁnaa酒sakeよyo おo前maeにはniha わかるかwakaruka なぁnaa酒sakeよyo
何事nanigotoもmo遠tooいほどihodo すべてsubete恋koiしいshii
何naniもmo無naいi暮kuらしさえrashisae 笑waraえたなetana
アパapaートtoのno 赤電話akadenwa 今imaでもあるだろうかdemoarudarouka
ふるさとがfurusatoga 近chikaかったkatta こわれたkowareta 赤電話akadenwa
飲noみたいよmitaiyo浴aびるほどbiruhodo 眠nemuりつくまでritsukumade
男otokoにはniha明日asuがあるgaaru わかるだろうwakarudarou
詫waびながらbinagara 手酌tejaku酒zake 演歌enkaをwo聞kiきながらkinagara
愛aiしてるshiteru これからもkorekaramo わかるよwakaruyo なぁnaa酒sakeよyo
飲noむほどにしみてmuhodonishimite来kuるru 十五juugoのno春haruがga
遠tooくからkukara聞kiこえてくkoeteku 汽車kisyaのno音oto
降fuりri出daしたshita このkono雨ameがga 昔mukashiをwo流nagaすならsunara
なぁnaa酒sakeよyo おまえにはomaeniha 涙namidaをwo 流nagaさせるsaseru
夜空yozoraにはniha屋台yatai酒zake 男otokoのno愚痴guchiをwo
さみしさもわびしさもsamishisamowabishisamo このkono酒sakeにni
なぁnaaオヤジoyaji 若wakaいi頃koro 話hanaしてくれないかshitekurenaika
ばあちゃんやbaachanya おふくろのofukurono 話hanashiをwo なぁnaaオヤジoyaji
居酒屋izakayaのno片隅katasumiにni 置oいてたitetaギタgitaー
つまびけばtsumabikeba歌utaいi出daすsu 演歌enka節bushi
冷酒hiyazakeとto酔yoいどれとidoreto 泪namidaとふるさととtofurusatoto…
年老toshioいたita父chichiとto母haha 子供kodomoとto なぁnaa 女房omae
冷酒hiyazakeとto酔yoいどれとidoreto 泪namidaとふるさととtofurusatoto…
年老toshioいたita父chichiとto母haha 子供kodomoとto なぁnaa 女房omae
わかるよwakaruyo なぁnaa酒sakeよyo