馬鹿ばかでなければ踊おどれない
カッコつけてちゃ走はしれない
純じゅんな心こころは正直者しょうじきもので
うれしさ 楽たのしさ
すぐに形かたちにしてみせる
遠州えんしゅう森町もりまち よい茶ちゃの出でどこ
そこで育そだって名前なまえを売うって
清水港しみずこうは鬼おにより恐こわい
中なかでも石松いしまつ暴あばれ者もの
酒好さけずき 歌うた好ずき 女好おんなずき
馬鹿ばかがつくほど 馬鹿ばかがつくほど みんな好ずき
さて こんな男おとこはどうだろう
利口りこうばかりの世よの中なかじゃ
さぞや石松いしまつ さぞや石松いしまつ 窮屈きゅうくつだろう
破やぶれかぶれに見みえるけど
無茶むちゃを通つうしたことはない
野暮やぼを承知しょうちで不粋ぶいきをきめて
引ひき立たて役やくなど
泣ないてつとめることもある
富士山ふじさん拝おがんで旅立たびだつ朝あさよ
しばしごぶさたごきげんさんよ
無事ぶじに役目やくめを果はたしたあとに
言いいたいことばが一ひとつある
酒さけ駄目だめ 歌うた駄目だめ 女おんな駄目だめ
願がんをかけたら 願がんをかけたら みんな駄目だめ
さて こんな男おとこはどうだろう
利口りこうばかりの世よの中なかじゃ
さぞや石松いしまつ さぞや石松いしまつ 窮屈きゅうくつだろう
「ねえ ちょっとちょっと あんた 馬鹿ばかは馬鹿ばかでいいからさ
味あじある馬鹿ばかにおなりよ」
馬鹿bakaでなければdenakereba踊odoれないrenai
カッコkakkoつけてちゃtsuketecha走hashiれないrenai
純junなna心kokoroはha正直者syoujikimonoでde
うれしさureshisa 楽tanoしさshisa
すぐにsuguni形katachiにしてみせるnishitemiseru
遠州ensyuu森町morimachi よいyoi茶chaのno出deどこdoko
そこでsokode育sodaってtte名前namaeをwo売uってtte
清水港shimizukouはha鬼oniよりyori恐kowaいi
中nakaでもdemo石松ishimatsu暴abaれre者mono
酒好sakezuきki 歌uta好zuきki 女好onnazuきki
馬鹿bakaがつくほどgatsukuhodo 馬鹿bakaがつくほどgatsukuhodo みんなminna好zuきki
さてsate こんなkonna男otokoはどうだろうhadoudarou
利口rikouばかりのbakarino世yoのno中nakaじゃja
さぞやsazoya石松ishimatsu さぞやsazoya石松ishimatsu 窮屈kyuukutsuだろうdarou
破yabuれかぶれにrekabureni見miえるけどerukedo
無茶muchaをwo通tsuuしたことはないshitakotohanai
野暮yaboをwo承知syouchiでde不粋buikiをきめてwokimete
引hiきki立taてte役yakuなどnado
泣naいてつとめることもあるitetsutomerukotomoaru
富士山fujisan拝ogaんでnde旅立tabidaつtsu朝asaよyo
しばしごぶさたごきげんさんよshibashigobusatagokigensanyo
無事bujiにni役目yakumeをwo果haたしたあとにtashitaatoni
言iいたいことばがitaikotobaga一hitoつあるtsuaru
酒sake駄目dame 歌uta駄目dame 女onna駄目dame
願ganをかけたらwokaketara 願ganをかけたらwokaketara みんなminna駄目dame
さてsate こんなkonna男otokoはどうだろうhadoudarou
利口rikouばかりのbakarino世yoのno中nakaじゃja
さぞやsazoya石松ishimatsu さぞやsazoya石松ishimatsu 窮屈kyuukutsuだろうdarou
「ねえnee ちょっとちょっとchottochotto あんたanta 馬鹿bakaはha馬鹿bakaでいいからさdeiikarasa
味ajiあるaru馬鹿bakaにおなりよnionariyo」