さよならの街で 歌詞 あべ静江 ふりがな付

青あおいレースのカーテンの
向むこうはちらちら白しろい雲くも
あなたの面影おもかげ追おいかけて 北きたの街まち

秋あきには枯葉かれはの雨あめの中なか
二人ふたりで歩あるいた大通おおどおり
想おもい出ですらも今いまは凍こごえ ひとりきり

教おしえて下くださいあなた
どれが振ふりつむ粉雪こなゆきで
どれが私わたしの熱あつい涙なみだかを

白しろいベールで包つつまれた
ホテルの窓まどからさよならと
ぽつんと言いって泣なきました 泣なきました

春はるにはパンジー敷しきつめて
二人ふたりで見みていた花時計はなどけい
想おもい出ですらも今いまは止とまり ひとりきり

教おしえて下くださいあなた
どれが振ふりつむ粉雪こなゆきで
どれが私わたしの涙なみだかを