恋人 歌詞 米倉利紀 ふりがな付

責せめないでくれ 君きみの目めの前まえで泣なき崩くずれて
"愛あいしてる"と言いえばずっと、僕ぼくから消きえないでくれるかい?

出会であいは何時いつも突然とつぜんで 別わかれは複雑ふくざつで
一人ひとりの夜よる、君きみと過すごした 想おもい出で巻まき戻もどしてみる

意地いじを張はって拗すねては 優やさしさに甘あまえて
握にぎられた手て 握にぎり返かえせない 受うけ身みな愛あい 素直すなおになれない

Ah 無神経むしんけいな地下鉄ちかてつに飛とび交かう会話かいわ
心こころ、冷つめたく取とり残のこされる……

縛しばり付つけたい 誰だれの元もとへも戻もどれないように
大人おとなぶって見守みまもる瞳ひとみ 僕ぼくを寂さびしく押おし潰つぶす
責せめないでくれ 君きみの目めの前まえで泣なき崩くずれて
"愛あいしてる"と言いえばずっと、僕ぼくから消きえないでくれるかい?

晴はれた空そらに似合にあわない ずぶ濡ぬれな心こころが
沈黙ちんもくから抜ぬけ出だしたくて 独ひとり善よがり白しらけてゆく

君きみとの微妙びみょうな距離きょり 今いまも定さだまらない
「君きみしかない」その一言ひとことが 言いい出だせない恋人こいびとのまま

Ah 狙ねらい定さだめて鋭するどく呟つぶやかれて
心こころ、虚むなしく砕くだけ散ちってゆく……

縛しばり付つけたい 誰だれの元もとへも戻もどれないように
大人おとなぶって見守みまもる瞳ひとみ 僕ぼくを寂さびしく押おし潰つぶす
責せめないでくれ 君きみの目めの前まえで泣なき崩くずれて
"愛あいしてる"と言いえばずっと、僕ぼくから消きえないでくれるかい?