山やまのカラスも 日暮ひぐれの時ときにゃ
ねぐら探さがして 帰かえると聞きいた
私わたしには 帰かえる里さとがない
私わたしを待まっている ふる里さとは
力ちからの限かぎり 命いのちをかけて
心こころでうたう 歌うたの里さと
川かわのどじょうも 事ことある時ときにゃ
砂すなにその身みを かくすと聞きいた
私わたしには かくれる場所ばしょがない
私わたしがそっと かくれるとこは
涙なみだかくして 無心むしんにうたう
ライトの輝かがやく 舞台上ぶたいじょう
道みちの地蔵じぞうも 一人ひとりの時ときにゃ
そっとすまして ござると聞きいた
私わたしには そんな時ときがない
私わたしが自分じぶんに 帰かえるのは
うたい終おわって 鏡かがみの中なかを
そっとながめる 楽屋裏がくやうら
山yamaのnoカラスkarasuもmo 日暮higuれのreno時tokiにゃnya
ねぐらnegura探sagaしてshite 帰kaeるとruto聞kiいたita
私watashiにはniha 帰kaeるru里satoがないganai
私watashiをwo待maっているtteiru ふるfuru里satoはha
力chikaraのno限kagiりri 命inochiをかけてwokakete
心kokoroでうたうdeutau 歌utaのno里sato
川kawaのどじょうもnodojoumo 事kotoあるaru時tokiにゃnya
砂sunaにそのnisono身miをwo かくすとkakusuto聞kiいたita
私watashiにはniha かくれるkakureru場所basyoがないganai
私watashiがそっとgasotto かくれるとこはkakurerutokoha
涙namidaかくしてkakushite 無心mushinにうたうniutau
ライトraitoのno輝kagayaくku 舞台上butaijou
道michiのno地蔵jizouもmo 一人hitoriのno時tokiにゃnya
そっとすましてsottosumashite ござるとgozaruto聞kiいたita
私watashiにはniha そんなsonna時tokiがないganai
私watashiがga自分jibunにni 帰kaeるのはrunoha
うたいutai終owaってtte 鏡kagamiのno中nakaをwo
そっとながめるsottonagameru 楽屋裏gakuyaura