まぼろしの 影かげを慕したいて雨あめに日ひに
月つきにやるせぬ 我わが思おもい
つゝめば燃もゆる 胸むねの火ひに
身みは焦あせれつゝ
忍しのび泣なく……
わびしさよ せめて痛いたみのなぐさめに
ギターをとりて 爪弾つまびけば
どこまで時雨しぐれ ゆく秋あきぞ
振音とれもろ寂さびし
身みは悲かなし……
君きみ故ゆえに 永ながき人世じんせいを霜枯しもがれて
永遠とわに春はる見みぬ 我わが運命うんめい
永ながろうべきか 空蝉うつせみの
儚はかななき影かげよ
我わが恋こいよ……
まぼろしのmaboroshino 影kageをwo慕shitaいてite雨ameにni日hiにni
月tsukiにやるせぬniyarusenu 我waがga思omoいi
つtsuゝめばmeba燃moゆるyuru 胸muneのno火hiにni
身miはha焦aseれつretsuゝ
忍shinoびbi泣naくku……
わびしさよwabishisayo せめてsemete痛itaみのなぐさめにminonagusameni
ギタgitaーをとりてwotorite 爪弾tsumabiけばkeba
どこまでdokomade時雨shigure ゆくyuku秋akiぞzo
振音toremoro寂sabiしshi
身miはha悲kanaしshi……
君kimi故yueにni 永nagaきki人世jinseiをwo霜枯shimogaれてrete
永遠towaにni春haru見miぬnu 我waがga運命unmei
永nagaろうべきかroubekika 空蝉utsusemiのno
儚hakanaなきnaki影kageよyo
我waがga恋koiよyo……