赤い薔薇が揺れた 歌詞 中森明菜 ふりがな付

あなたが立たってた 遮断機しゃだんきの向むこう側がわに
走はしる電車でんしゃの隙間すきまから見みえ隠かくれ 誰だれかと話はなしてる

静寂しじまが戻もどり街まちが動うごき始はじめる
ふたりの距離きょりがみるみる近ちかづくのは 神様かみさまがくれた運命うんめい

ねぇ気きづいて 止とまって 黙だまって
そのあとどうなるかしら
過去かこのすべて 責せめて欲ほしい?
それとも 許ゆるして欲ほしい?

赤あかい薔薇ばらが揺ゆれた
あなたと初はじめて強つよく接吻くちづけた香かおり
わかった 忘わすれないと決きめた気持きもちさえ
いまはどこにもない

別わかれ話ばなしで憎にくしみに漫すずろされた
傷きずついた顔かお見みせられて悔くやしくて 捜さがしたわ本当ほんとうの私わたし

そう泣ないて 眠ねむって 変かわった
いまの自分じぶんが好すきだわ
あなたがもう 触ふれることも
できないところにいるの

遠とおく空ぞらが広ひろい
男おとこと女おんなが巡めぐり逢あえるのは奇跡きせき
そうね例たとえばいま頬ほおを殴なぐるのも
偶然ぐうぜんみたいなもの

赤あかい薔薇ばらが揺ゆれた
あなたが突然とつぜん 見みせるのは本音ほんねの顔かお
心こころさらけ出だして擦すれ違ちがうときが
さあふたりを襲おそう