よみ:まばたきのあいだに
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路面ろめん電車でんしゃのベンチシートに 沈しずんで見上みあげた
車窓しゃそうから突つき抜ぬける 高たかい空そら
街まちを南北なんぼくに 分わけるレールは なだらかなカーブで
東ひがしへと東ひがしへと延のびている
交差点こうさてんを過すぎた右手みぎてに 昔むかし愛あいした人ひとの家いえが
何なにひとつ変かわらず 佇たたずむ
まばたきの間あいだに 通とおり過すぎた
光ひかりと影かげの日々ひびは 町並まちなみは
恋こいのように 彼方かなたへ飛とんでゆく
二に度目どめのまばたきをして 夢ゆめから覚さめた
路面ろめん電車でんしゃのわずか2両りょうは 君きみの待まつホームへ
あと5分ふん あと2分ふん あと5秒びょう
過すぎたことと君きみが笑わらった
昔むかし愛あいした誰だれかの影かげは 小ちいさな針はりのような姿すがたで
仕方しかたないけど刺ささるのさ
光ひかりと影かげの中なかで 恋こいに落おちて 恋こいを信しんじて 恋こいに惑まどわされる
近ちかづく君きみに気付きづいて 夢ゆめから覚さめた
うまく言いえない どうしても隠かくしきれない
伝つたえたい気持きもちだけが 伝つたえきれない
言葉ことばにできる予感よかんは
まばたきの間あいだに 通とおり過すぎた
車窓しゃそうから突つき抜ぬける 高たかい空そら
街まちを南北なんぼくに 分わけるレールは なだらかなカーブで
東ひがしへと東ひがしへと延のびている
交差点こうさてんを過すぎた右手みぎてに 昔むかし愛あいした人ひとの家いえが
何なにひとつ変かわらず 佇たたずむ
まばたきの間あいだに 通とおり過すぎた
光ひかりと影かげの日々ひびは 町並まちなみは
恋こいのように 彼方かなたへ飛とんでゆく
二に度目どめのまばたきをして 夢ゆめから覚さめた
路面ろめん電車でんしゃのわずか2両りょうは 君きみの待まつホームへ
あと5分ふん あと2分ふん あと5秒びょう
過すぎたことと君きみが笑わらった
昔むかし愛あいした誰だれかの影かげは 小ちいさな針はりのような姿すがたで
仕方しかたないけど刺ささるのさ
光ひかりと影かげの中なかで 恋こいに落おちて 恋こいを信しんじて 恋こいに惑まどわされる
近ちかづく君きみに気付きづいて 夢ゆめから覚さめた
うまく言いえない どうしても隠かくしきれない
伝つたえたい気持きもちだけが 伝つたえきれない
言葉ことばにできる予感よかんは
まばたきの間あいだに 通とおり過すぎた