そばに何なにも無ない部屋へやだから
僕ぼくの中なかで水みずが溢あふれてこぼれていく
静しずかすぎて理科室りかしつみたい
セルロイドで出来できた君きみの抜ぬけ殻がらがある
毛布もうふをかぶり隠かくれた僕ぼくの心臓しんぞうの音おとだけひどくうるさくなった
二日前ふつかまえの君きみが語かたった言葉ことばの魔法まほうで僕ぼくはバラバラになる
おもしろい形かたち
砕くだけ散ちった僕ぼくのカケラ
拾ひろい集あつめてる君きみはなんで泣ないているの?
僕ぼくだけの方法ほうほうで祈いのり始はじめたら
いつか窓まどの外そとは変かわりだすかな?
寒さむくない冬ふゆが来くれば僕ぼくの町まちにサーカスが来くる
誰だれも居いない広場ひろばに ほら
ひとつずつ灯あかりがつきだして君きみの声こえが聞きこえた
そして
僕ぼくだけの方法ほうほうで祈いのり始はじめたら
いつか窓まどの外そとは変かわりだすかな?
寒さむくない冬ふゆが来くれば僕ぼくの町まちにサーカスが来くる
花はなが好すきな象ぞうの唄うたも火ひが怖こわくて死しにたがるライオンも
奇形きけいのロバも影絵かげえの子供こどもも背せが高たかい司会者しかいしゃと来くる
天井てんじょうからぶら下さがったブランコから笑わらい笑わらいながら
落おちる彼女かのじょあの日ひの僕ぼく
斜ななめ前まえのピエロがはしゃいでいる
そばにsobani何naniもmo無naいi部屋heyaだからdakara
僕bokuのno中nakaでde水mizuがga溢afuれてこぼれていくretekoboreteiku
静shizuかすぎてkasugite理科室rikashitsuみたいmitai
セルロイドseruroidoでde出来dekiたta君kimiのno抜nuけke殻garaがあるgaaru
毛布moufuをかぶりwokaburi隠kakuれたreta僕bokuのno心臓shinzouのno音otoだけひどくうるさくなったdakehidokuurusakunatta
二日前futsukamaeのno君kimiがga語kataったtta言葉kotobaのno魔法mahouでde僕bokuはhaバラバラbarabaraになるninaru
おもしろいomoshiroi形katachi
砕kudaけke散chiったtta僕bokuのnoカケラkakera
拾hiroいi集atsuめてるmeteru君kimiはなんでhanande泣naいているのiteiruno?
僕bokuだけのdakeno方法houhouでde祈inoりri始hajiめたらmetara
いつかitsuka窓madoのno外sotoはha変kaわりだすかなwaridasukana?
寒samuくないkunai冬fuyuがga来kuればreba僕bokuのno町machiにniサsaーカスkasuがga来kuるru
誰dareもmo居iないnai広場hirobaにni ほらhora
ひとつずつhitotsuzutsu灯akaりがつきだしてrigatsukidashite君kimiのno声koeがga聞kiこえたkoeta
そしてsoshite
僕bokuだけのdakeno方法houhouでde祈inoりri始hajiめたらmetara
いつかitsuka窓madoのno外sotoはha変kaわりだすかなwaridasukana?
寒samuくないkunai冬fuyuがga来kuればreba僕bokuのno町machiにniサsaーカスkasuがga来kuるru
花hanaがga好suきなkina象zouのno唄utaもmo火hiがga怖kowaくてkute死shiにたがるnitagaruライオンraionもmo
奇形kikeiのnoロバrobaもmo影絵kageeのno子供kodomoもmo背seがga高takaいi司会者shikaisyaとto来kuるru
天井tenjouからぶらkarabura下saがったgattaブランコburankoからkara笑waraいi笑waraいながらinagara
落oちるchiru彼女kanojoあのano日hiのno僕boku
斜nanaめme前maeのnoピエロpieroがはしゃいでいるgahasyaideiru