たそがれに燃え 歌詞 梅沢富美男 ふりがな付

たそがれに時ときに 男おとこの影かげは
ひとり歩あるきを すると言いう
想おもい出でさがし 迷子まいごのように
グラスの淵ふちに 揺ゆれまどう
あぁ 人恋ひとこいし
唇くちびるに 指ゆびを押おしあて 別わかれたあの女ひとよ
過すぎ去されば こんなにも いとしさつのるのに

人混ひとごみの中なか 都会とかいに隅すみに
ぼんやり見みえる 蜃気楼しんきろう
倖しあわせよりも 死しなない愛あいが
この世よに欲ほしいと 泣ないている
あぁ 人恋ひとこいし
茜雲あかねぐも 遠とおいあの女ひと 続つづいているだろうか
今いまならば こんなにも 抱だきしめられるのに

あぁ 人恋ひとこいし
酔よいしれて 酔よいしれるほど 逢あいたい女ひとがいる
たそがれに こんなにも やさしくなれるのに
過すぎ去されば こんなにも いとしさつのるのに