「呼よんでる 誰だれの声こえだろう
確たしかな 幸しあわせな声こえ
今いまそこに行いくよ 今いま」
「ずっとはぐれていたの
ずっと寂さびしかったの
もう手てを離はなさないで
この手てを離はなさないで」
今日きょうもコールタールの海うみ
逃にげるように目めを閉とじた
真暗まっくらな世界せかいに身みを置おいて やがて来くる眠ねむりを待まつ
今いままで見みてきたこと 感かんじてきたこと 私わたしはもう忘わすれたい
軽薄けいはくな祈いのりは鮮あざやかに 逃にげている今いまの私わたしを映うつした
嫌いやになってくる 私わたしでいること 私わたしという何なにもかも
今日きょうもコールタールの海うみ
夢中むちゅうで手てを伸のばす
「赤あかい夕日ゆうひが見みえた
もうすぐ夜よるになるから
早はやく帰かえらなくちゃ 早はやく」
今日きょうもコールタールの海うみ
沈しずんでいくことが上手うまくなった
息いきも続つづかないけど
溺おぼれさせてはくれない
負まけないように笑顔えがおを見みせた 心こころが折おれないように
誰だれかに愛あいされれば 今いまよりはまだ 生いきたいと思おもえるかもしれないから
だけど 上手じょうずに見みつめられない
だって私わたしが私自身わたくしじしんを 嫌きらいなんだから 信しんじられないの
自分じぶんの全すべてが好すきになれない
愛あいされたいよ 愛あいしていたいよ
誰だれでもいい 助たすけて もう消きえたいの
「呼yoんでるnderu 誰dareのno声koeだろうdarou
確tashiかなkana 幸shiawaせなsena声koe
今imaそこにsokoni行iくよkuyo 今ima」
「ずっとはぐれていたのzuttohagureteitano
ずっとzutto寂sabiしかったのshikattano
もうmou手teをwo離hanaさないでsanaide
このkono手teをwo離hanaさないでsanaide」
今日kyouもmoコkoールタrutaールruのno海umi
逃niげるようにgeruyouni目meをwo閉toじたjita
真暗makkuraなna世界sekaiにni身miをwo置oいてite やがてyagate来kuるru眠nemuりをriwo待maつtsu
今imaまでmade見miてきたことtekitakoto 感kanじてきたことjitekitakoto 私watashiはもうhamou忘wasuれたいretai
軽薄keihakuなna祈inoりはriha鮮azaやかにyakani 逃niげているgeteiru今imaのno私watashiをwo映utsuしたshita
嫌iyaになってくるninattekuru 私watashiでいることdeirukoto 私watashiというtoiu何naniもかもmokamo
今日kyouもmoコkoールタrutaールruのno海umi
夢中muchuuでde手teをwo伸noばすbasu
「赤akaいi夕日yuuhiがga見miえたeta
もうすぐmousugu夜yoruになるからninarukara
早hayaくku帰kaeらなくちゃranakucha 早hayaくku」
今日kyouもmoコkoールタrutaールruのno海umi
沈shizuんでいくことがndeikukotoga上手umaくなったkunatta
息ikiもmo続tsuduかないけどkanaikedo
溺oboれさせてはくれないresasetehakurenai
負maけないようにkenaiyouni笑顔egaoをwo見miせたseta 心kokoroがga折oれないようにrenaiyouni
誰dareかにkani愛aiされればsarereba 今imaよりはまだyorihamada 生iきたいとkitaito思omoえるかもしれないからerukamoshirenaikara
だけどdakedo 上手jouzuにni見miつめられないtsumerarenai
だってdatte私watashiがga私自身watakushijishinをwo 嫌kiraいなんだからinandakara 信shinじられないのjirarenaino
自分jibunのno全subeてがtega好suきになれないkininarenai
愛aiされたいよsaretaiyo 愛aiしていたいよshiteitaiyo
誰dareでもいいdemoii 助tasuけてkete もうmou消kiえたいのetaino