乾いた花びら 歌詞 小林旭 ふりがな付

あのひとは 可哀相かわいそう
乾かわいた花はなびら
季節きせつの嵐あらしに吹ふかれて
震ふるえているだけ

チリチリと 砕くだけそう
乾かわいた花はなびら
心こころをうるおす言葉ことばが
ほしいと泣ないてる

おまえが 男おとこなら
愛あいしておやりよ
ひろげた胸むねの中なかへ
つつんでおやり

幸福こうふくにになれるものなら
幸福こうふくにに出来できるものなら
なれる時ときに 出来できる時ときに
まごころを見みせてごらん

あのひとは いじらしい
乾かわいた花はなびら
いつしか涙なみだも涸ひれはて
嘆なげきも忘わすれて

ユラユラと 儚はかなげな
乾かわいた花はなびら
いつわりばかりにあふれて
ためいきついてる

おまえが 男おとこなら
話はなしておやりよ
笑わらえる話はなしひとつ
きかせておやり

幸福こうふくにになれるものなら
幸福こうふくにに出来できるものなら
なれる時ときに 出来できる時ときに
まごころを見みせてごらん
まごころを見みせてごらん