惜別の唄 歌詞
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この高殿たかどのに のぼるかな
悲かなしむなかれ 我わが友ともよ
旅たびの衣ころもを ととのえよ
別わかれと言いえば 昔むかしより
この人ひとの世よの 常つねなるを
流ながるる水みずを 眺ながめむれば
夢ゆめ恥はずかしき 涙なみだかな
君きみがさやけき 瞳めの色いろも
君きみくれないの 唇くちびるも
君きみが緑みどりの 黒髪くろかみも
まだいつか見みん この別わかれ
馬骨
2022/08/31 06:10
遠き別れに堪えかねてこの高殿に登るかな、悲しむ勿れわが友よ旅の衣を整えよ・・別れと言えば昔よりこの人の世の常なるを、流るる水を眺むれば、夢恥ずかしき涙かな・・中央大学の校歌とも聞くが原詩は島崎藤村とも言われている、この歌は出の二節が全てを語っており、人の世の常を哀しく思う事への恥じらいであるが、詩の心と実際の人の心は乖離していて理屈は分かって居ても本心は泣いているのである・・旭の歌も高殿に登って泣いている・・