月明つきあかり 落おちる影かげ 二ふたつ
少すこし離はなれて歩あるく あなたを追おいかける
揺ゆれる影かげ 離はなれては また寄より添そい合あう
時々ときどき 戸惑とまどいながら 手てを繋つないでいる
後うしろを気きにしながら 歩調ほちょうを合あわせて歩あるく
少すこし振ふり返かえり 微笑ほほえむ瞳ひとみ
頬ほおを包つつむ温あたたかな あなたの手てのひら
なぜか涙なみだが溢あふれて 止とまらなくて
悲かなしみも傷跡きずあとも 何なにもかもが
流ながれてゆく あなたがここに居いるだけで
あなたの腕うでの中なかで 氷こおりはとけてゆく
あなたを思おもう それだけ
それだけで
月明tsukiaかりkari 落oちるchiru影kage 二futaつtsu
少sukoしshi離hanaれてrete歩aruくku あなたをanatawo追oいかけるikakeru
揺yuれるreru影kage 離hanaれてはreteha またmata寄yoりri添soいi合aうu
時々tokidoki 戸惑tomadoいながらinagara 手teをwo繋tsunaいでいるideiru
後ushiろをrowo気kiにしながらnishinagara 歩調hochouをwo合aわせてwasete歩aruくku
少sukoしshi振fuりri返kaeりri 微笑hohoeむmu瞳hitomi
頬hooをwo包tsutsuむmu温atataかなkana あなたのanatano手teのひらnohira
なぜかnazeka涙namidaがga溢afuれてrete 止toまらなくてmaranakute
悲kanaしみもshimimo傷跡kizuatoもmo 何naniもかもがmokamoga
流nagaれてゆくreteyuku あなたがここにanatagakokoni居iるだけでrudakede
あなたのanatano腕udeのno中nakaでde 氷kooriはとけてゆくhatoketeyuku
あなたをanatawo思omoうu それだけsoredake
それだけでsoredakede