かげふみ 歌詞 村下孝蔵 ふりがな付

指切ゆびきりをして さよならを言いった 遠とおい夕暮ゆうぐれに
綿毛わたげの雲くもが 流ながれた夏なつの日ひ 覚おぼえていますか
靴くつをならして帰かえる友とも 赤あかいリボンが揺ゆれていた
明日あすもきっと晴はれるはずと みんな信しんじていた
ポケットの中なか つめこんだまま こわれそうな夢ゆめ
追おいかけていた 小ちいさな影かげに 今いまも届とどかない

小鳥ことりが舞まった 僕ぼくの足許あしもとで 青あおい鳥とりですか
一人ひとりであける 小ちいさな巣箱すばこに 窓まどはありますか
遅おくれた時計とけい直なおすよに 人ひとを傷きずつけた日ひもある
はかない恋こいに口くちづさむ さくら貝がいの唄うた
ポケットの中なか 君きみの笑顔えがおを そっとしまいこみ
一人ひとりきりでも あの日ひ想おもえば 心こころ熱あつくなる
追おいかけていた自分じぶんの影かげに 今いまも届とどかない