元禄名槍譜 俵星玄蕃 歌詞 神野美伽 ふりがな付

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よみ:げんろくめいやりふ たわらぼしげんば

元禄名槍譜 俵星玄蕃 歌詞

神野美伽

2012.7.25 リリース
作詞
北村桃児
作曲
長津義司
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やりびても びぬ
おとこ玄蕃げんば心意気こころいき
赤穂あこう浪士ろうしの かげとなり
つくまことやり一筋ひとすじ
かおほまれの 元禄げんろくざくら

姿すがたそばに やつしてまでも
しの杉野すぎのよ せつなかろ
今宵こよい名残なごりておけよ
たわらくずし極意ごくいひと
これがはなむおとここころ

なみだをためてかえ
そば姿すがたびとめて
せめて名前なまえかせろよと
くちまでたがそうじゃない
わぬがはな人生じんせい
うてわかれる運命さだめとか
おもなおしてたわらぼし
ひとりしみじみみながら
ときすごした真夜中まよなか
こころ隅田すみだ川風かわかぜ
ながれてひびくいさましさ
一打ひとうさんなが
あれはたしかにたしかにあれは
山鹿やまが流儀りゅうぎ陣太鼓じんだいこ
とき元禄げんろくじゅう五年ごねん十二月じゅうにがつ十四日じゅうよっか
江戸えど夜風よかぜをふるわせて、ひびくは山鹿やまが流儀りゅうぎ陣太鼓じんだいこ
しかも一打ひとうさんながれ、おもわずハッとあがり、
みみませて太鼓たいこかぞ
「おう、ただしく赤穂あこう浪士ろうしりじゃ」
助太刀すけだちするはときぞ、
もしやそのなかにひるまわかれたあのそば
りはせぬか、名前なまえはなんと今一度いまひとと
うてわかれがげたいものと、けいこ襦袢じゅばんかためて、
だん小倉おぐらはかま股立ももだたかげ、
しろあやたたんでうし鉢巻はちまきのつるごとく、なげしにかかるは先祖伝来せんぞでんらい
たわら弾正だんじょうきたえたるしゃく手槍てやりみぎに、
切戸きりどけて一足ひとあしおもてせば、
てん幽暗ゆうあん凱々がいがいたる白雪しらゆき蹴立けたてて行手ゆくて松阪まつざかちょう…」

吉良きら屋敷やしきれば、いまりは真最中まっさいちゅう
総大将そうだいしょううち蔵之助くらのすけつけてたわらぼしが、
天下てんか無双むそうのこのやりで、お助太刀すけだちをばいたそうぞ、
われたとき大石おおいしふか御恩ごおんはこのとおり、あつ御礼おれいもうします。
されども此処ここのままに、
やりおさめて引上ひきあくださるならばがたし、
かかるりも一人ひとり浪士ろうしゆきをけたてて
サク、サク、サク、サク、サク、サク、サク
先生せんせい』『おうッ、そばか』
いや、いや、いや、いや、えりかれた名前なまえこそ、
まことは杉野すぎのじゅうへい殿どの、わしがおしえたあの極意ごくい
いのちしむなおこそしめ、立派りっぱはたらいのりますぞ、
さらばさらばと右左みぎひだり赤穂あこう浪士ろうし邪魔じゃまするやつ何人なんびとたりとも
とおさんぞ、はしのたもとで石突いしづいて、やり玄蕃げんば仁王立におうだち…

てやひびけや 山鹿やまが太鼓たいこ
つき夜空よぞらわた
ゆめきつつ 両国りょうこく
はしのたもとで ゆきふみしめた
やり玄蕃げんばなみだひか

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曲名:元禄名槍譜 俵星玄蕃 歌手:神野美伽