石いし狩かりに凍こおる北斗ほくとよ
我わが胸むねを射さして照てらせよ
こみあげる寂さびしさに 涙なみだこらえて
冬枯ふゆがれの旅たびの寒さむさに
風雪ふうせつに晒さらす朽くち船せん
鰊にしん追おう夢ゆめは昔むかしか
幼おさな子ごにどこか似にた 風かぜの泣なき声ごえ
故郷ふるさとに遠とおくはぐれて
シベリアに眠ねむる父ちち人びと
かすかなる影かげを慕したいて
叱しかられる生いきざまを 肩かたに背負せおえば
熱あつき酒酔さけように任まかせて
春はる遠どおき雪ゆきの大地だいちに
草花くさばなは誰だれを待まつのか
目めを閉とじて この想おもい灯ともす走馬燈そうまとう
愛いとおしき人ひとの面影おもかげ
石ishi狩kaりにrini凍kooるru北斗hokutoよyo
我waがga胸muneをwo射saしてshite照teらせよraseyo
こみあげるkomiageru寂sabiしさにshisani 涙namidaこらえてkoraete
冬枯fuyugaれのreno旅tabiのno寒samuさにsani
風雪fuusetsuにni晒saraすsu朽kuちchi船sen
鰊nishin追oうu夢yumeはha昔mukashiかka
幼osaなna子goにどこかnidokoka似niたta 風kazeのno泣naきki声goe
故郷furusatoにni遠tooくはぐれてkuhagurete
シベリアshiberiaにni眠nemuるru父chichi人bito
かすかなるkasukanaru影kageをwo慕shitaいてite
叱shikaられるrareru生iきざまをkizamawo 肩kataにni背負seoえばeba
熱atsuきki酒酔sakeyoうにuni任makaせてsete
春haru遠dooきki雪yukiのno大地daichiにni
草花kusabanaはha誰dareをwo待maつのかtsunoka
目meをwo閉toじてjite このkono想omoいi灯tomoすsu走馬燈soumatou
愛itoおしきoshiki人hitoのno面影omokage