下駄げたをぬぎ 足袋たびをぬぎ
裸足はだしの指ゆびを 傷きずつけて
追おって行いくのか 逃にげるのか
女おんなが駆かけぬける
時雨しぐれが走はしる 風邪かぜが舞まう
霧きりがすっぽりつつみこむ
鬼火おにびみたいな心こころを抱だいて
たぶん 惚ほれるは 無我夢中むがむちゅう
紅べにを拭ふき 髪かみ乱みだし
キリリと眉まゆを吊つり上あげて
抱だかれたいのか 憎にくいのか
女おんなが追おいすがる
こだまが返かえる 山やまが泣なく
杉すぎの木立こだちが ふるえ出だす
蛍ほたるみたいないのちを賭かけて
たぶん 惚ほれるは 無我夢中むがむちゅう
時雨しぐれが走はしる 風邪かぜが舞まう
霧きりがすっぽりつつみこむ
鬼火おにびみたいな心こころを抱だいて
たぶん 惚ほれるは 無我夢中むがむちゅう
下駄getaをぬぎwonugi 足袋tabiをぬぎwonugi
裸足hadashiのno指yubiをwo 傷kizuつけてtsukete
追oってtte行iくのかkunoka 逃niげるのかgerunoka
女onnaがga駆kaけぬけるkenukeru
時雨shigureがga走hashiるru 風邪kazeがga舞maうu
霧kiriがすっぽりつつみこむgasupporitsutsumikomu
鬼火onibiみたいなmitaina心kokoroをwo抱daいてite
たぶんtabun 惚hoれるはreruha 無我夢中mugamuchuu
紅beniをwo拭fuきki 髪kami乱midaしshi
キリリkiririとto眉mayuをwo吊tsuりri上aげてgete
抱daかれたいのかkaretainoka 憎nikuいのかinoka
女onnaがga追oいすがるisugaru
こだまがkodamaga返kaeるru 山yamaがga泣naくku
杉sugiのno木立kodachiがga ふるえfurue出daすsu
蛍hotaruみたいないのちをmitainainochiwo賭kaけてkete
たぶんtabun 惚hoれるはreruha 無我夢中mugamuchuu
時雨shigureがga走hashiるru 風邪kazeがga舞maうu
霧kiriがすっぽりつつみこむgasupporitsutsumikomu
鬼火onibiみたいなmitaina心kokoroをwo抱daいてite
たぶんtabun 惚hoれるはreruha 無我夢中mugamuchuu