赤あかちょうちんが…
雪ゆきにちらちら ゆれている
ここは花園はなぞの 裏通うらどおり
ひとりぼっちで 飲のむ酒さけは
遠とおい昔むかしと かくれんぼ
今いまじゃ帰かえれぬ 故郷ふるさとが
胸むねのすき間まで 見みえ隠かくれ
夢ゆめという奴やつぁよ…
とうの昔むかしに 捨すてたけど
忘わすれられない 国訛なまり
こんな姿すがたを おふくろが
生いきていたなら 何歳いくつやら
酔よえば涙なみだに なるものを
詫わびる心こころに 積つもる雪ゆき
根無ねなし草ぐさにもよ…
好すいて好すかれた 女ひとがいた
畳たたみひと間まの あの暮くらし
酒さけよ俺おれにも いいことが
ひとつふたつは あったけど
肩かたを細ほそめる 陸橋りっきょう(ガード)下した
春はるはいつ来くる 雪ゆき簾すだれ
赤akaちょうちんがchouchinga…
雪yukiにちらちらnichirachira ゆれているyureteiru
ここはkokoha花園hanazono 裏通uradooりri
ひとりぼっちでhitoribotchide 飲noむmu酒sakeはha
遠tooいi昔mukashiとto かくれんぼkakurenbo
今imaじゃja帰kaeれぬrenu 故郷furusatoがga
胸muneのすきnosuki間maでde 見miえe隠kakuれre
夢yumeというtoiu奴yatsuぁよayo…
とうのtouno昔mukashiにni 捨suてたけどtetakedo
忘wasuれられないrerarenai 国訛namaりri
こんなkonna姿sugataをwo おふくろがofukuroga
生iきていたならkiteitanara 何歳ikutsuやらyara
酔yoえばeba涙namidaにni なるものをnarumonowo
詫waびるbiru心kokoroにni 積tsuもるmoru雪yuki
根無nenaしshi草gusaにもよnimoyo…
好suいてite好suかれたkareta 女hitoがいたgaita
畳tatamiひとhito間maのno あのano暮kuraしshi
酒sakeよyo俺oreにもnimo いいことがiikotoga
ひとつふたつはhitotsufutatsuha あったけどattakedo
肩kataをwo細hosoめるmeru 陸橋rikkyou(ガgaードdo)下shita
春haruはいつhaitsu来kuるru 雪yuki簾sudare