辛つらくなるから 見送みおくらないで
なんで言いったか 強つよがりを
出船でふね濡ぬらして… 桟橋さんばし時雨しぐれ
宿やどのあなたに 別わかれを告つげる
女おんなごころの なみだ雨あめ
後あとを引ひくから 最後さいごの夜よるは
許ゆるさなかった 港みなと宿やど
窓まどにしくしく… 桟橋さんばし時雨しぐれ
こんな小ちいさな 海峡かいきょうだけど
越こえりゃ他人たにんと 名なが変かわる
どうぞ忘わすれて 私わたしのことは
早はやく見みつけて いい女ひとを
止やんでまた降ふる… 桟橋さんばし時雨しぐれ
船ふねに積つめずに 波止場はとばに残のこす
未練みれんごころの 名残なごり雨あめ
辛tsuraくなるからkunarukara 見送miokuらないでranaide
なんでnande言iったかttaka 強tsuyoがりをgariwo
出船defune濡nuらしてrashite… 桟橋sanbashi時雨shigure
宿yadoのあなたにnoanatani 別wakaれをrewo告tsuげるgeru
女onnaごころのgokorono なみだnamida雨ame
後atoをwo引hiくからkukara 最後saigoのno夜yoruはha
許yuruさなかったsanakatta 港minato宿yado
窓madoにしくしくnishikushiku… 桟橋sanbashi時雨shigure
こんなkonna小chiiさなsana 海峡kaikyouだけどdakedo
越koえりゃerya他人taninとto 名naがga変kaわるwaru
どうぞdouzo忘wasuれてrete 私watashiのことはnokotoha
早hayaくku見miつけてtsukete いいii女hitoをwo
止yaんでまたndemata降fuるru… 桟橋sanbashi時雨shigure
船funeにni積tsuめずにmezuni 波止場hatobaにni残nokoすsu
未練mirenごころのgokorono 名残nagoりri雨ame