最果さいはての 港みなとに雪ゆきが降ふる
ひとりで海鳴うみなり 聞きく夜更よふけ
あの日ひ あの時とき あの人ひとと
乗のれば良よかった あの船ふねに…
幸しあわせに 背せを向むけて
どこへ流ながれる 女おんなの潮路しおじ
誰だれよりも 優やさしい人ひとでした
気きづいてみたって 遅おそすぎる
ばかね ばかです あの人ひとに
訊きけば良よかった 行いき先さきを…
唇くちびるが 泣ないている
北きたの止とまり木ぎ 女おんなの潮路しおじ
生いきている 詮かいなどありますか
幸しあわせつかめぬ 細ほそい指ゆび
あの日ひ あの時とき あの人ひとと
乗のれば良よかった あの船ふねに…
淋さびしさに 揺ゆれながら
どこへ流ながれる 女おんなの潮路しおじ
最果saihaてのteno 港minatoにni雪yukiがga降fuるru
ひとりでhitoride海鳴uminaりri 聞kiくku夜更yofuけke
あのano日hi あのano時toki あのano人hitoとto
乗noればreba良yoかったkatta あのano船funeにni…
幸shiawaせにseni 背seをwo向muけてkete
どこへdokohe流nagaれるreru 女onnaのno潮路shioji
誰dareよりもyorimo 優yasaしいshii人hitoでしたdeshita
気kiづいてみたってduitemitatte 遅osoすぎるsugiru
ばかねbakane ばかですbakadesu あのano人hitoにni
訊kiけばkeba良yoかったkatta 行iきki先sakiをwo…
唇kuchibiruがga 泣naいているiteiru
北kitaのno止toまりmari木gi 女onnaのno潮路shioji
生iきているkiteiru 詮kaiなどありますかnadoarimasuka
幸shiawaせつかめぬsetsukamenu 細hosoいi指yubi
あのano日hi あのano時toki あのano人hitoとto
乗noればreba良yoかったkatta あのano船funeにni…
淋sabiしさにshisani 揺yuれながらrenagara
どこへdokohe流nagaれるreru 女onnaのno潮路shioji