よみ:Estuary
Estuary 歌詞
-
For Tracy Hyde
- 2022.12.14 リリース
- 作詞
- 管梓
- 作曲
- 管梓
友情
感動
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元気
結果
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照てらした陽ひを指ゆびで遊あそんで、忘わすれかけた歌うたを口くちずさむ。
流ながれ着ついた陸りくの果はてで、彼女かのじょはきっと夏なつをくゆらせて、誰だれかを待まつ。
アイス・キャンディの欠片かけらが、溶とけ出だす前まえの夢ゆめのよう。
ありふれた日ひのアイロニー。
痛いたみを知しった―― 痛いたみを知しって、そこから息いきをしはじめた。
鉛色なまりいろの命いのちを抱だいたおぼつかない鳥とりが飛とび立たてば、
向むこう髪かみを空そらに透すかして、防波堤ぼうはていで砂すなを噛かみしめて、裾すそを濡ぬらす。
少女しょうじょ性せいを紐解ひもといては、潤うるんだ目めで、濁にごす口くちで、描えがいたフィクション。
遠とおく鳴なるジムノペディ。
冷つめたい手てで、竦すくむ足あしで、水平線すいへいせんをたぐって夜よるを引ひき寄よせた。
灯台とうだいはただ揺ゆれるケーキ・キャンドル。
「今日きょうも、誰だれかのバースデイ」
シーグラスの欠片かけらが、形かたちにならない形かたちを成なした夢ゆめのよう。
吹ふいて消けして帰かえる哀あわれみの火ひ。
痛いたみを知しった―― 痛いたみを知しって、そこから息いきをしはじめた。
痛いたみを知しって。
流ながれ着ついた陸りくの果はてで、彼女かのじょはきっと夏なつをくゆらせて、誰だれかを待まつ。
アイス・キャンディの欠片かけらが、溶とけ出だす前まえの夢ゆめのよう。
ありふれた日ひのアイロニー。
痛いたみを知しった―― 痛いたみを知しって、そこから息いきをしはじめた。
鉛色なまりいろの命いのちを抱だいたおぼつかない鳥とりが飛とび立たてば、
向むこう髪かみを空そらに透すかして、防波堤ぼうはていで砂すなを噛かみしめて、裾すそを濡ぬらす。
少女しょうじょ性せいを紐解ひもといては、潤うるんだ目めで、濁にごす口くちで、描えがいたフィクション。
遠とおく鳴なるジムノペディ。
冷つめたい手てで、竦すくむ足あしで、水平線すいへいせんをたぐって夜よるを引ひき寄よせた。
灯台とうだいはただ揺ゆれるケーキ・キャンドル。
「今日きょうも、誰だれかのバースデイ」
シーグラスの欠片かけらが、形かたちにならない形かたちを成なした夢ゆめのよう。
吹ふいて消けして帰かえる哀あわれみの火ひ。
痛いたみを知しった―― 痛いたみを知しって、そこから息いきをしはじめた。
痛いたみを知しって。