Friends 歌詞 For Tracy Hyde ふりがな付

駐車場ちゅうしゃじょうの壁かべに書かき殴なぐられたメッセージ――　　愛あいと平和へいわのやつ。
剥はがれ落おちそうな言葉ことばを素通すどおりして、それぞれの朝あさを急いそいでゆく。

いつから僕ぼくらこんなふう?
繋つないだはずの手てもいまは遠とおく白しろ飛とびして。

記憶きおくのなかのフレンズ、夏なつの日ひの匂においだ――　　
幼おさない僕ぼくらは全問ぜんもん正解せいかいだった。
鈍色にびいろの電車でんしゃで退屈たいくつしてるのかい?
あのプレイリストの歌うたはいまもきっと続つづいてるよ。

タイム・カプセルに埋うずもれたままの夢ゆめを摩天楼まてんろうが見下みおろす。
探さがそうともせずに寝ねぼけた目めをこじ開あけるように、
苦にがいコーヒーで今日きょうをやり過すごす。

死しぬまで僕ぼくらこんなふう?
腐ふしてた世界せかいにいまはもう身みを任まかせて。

記憶きおくのなかのフレンズ、遠とおのく陽炎かげろうだ――　　
理由りゆうもなくただ一生懸命いっしょうけんめいだった。
海うみをよぎるとき、その目めが向むく先さきは?
あのプレイリストの歌うたはいまもきっと、

次つぎのサビを待まってる――　　
高鳴たかなるビート、重かさなる声こえを、眩くらみそうなほど。
耳みみをふさいでたのは誰だれかじゃなく僕ぼくらだった。

押おすべきボタンはすぐそこだろ?

記憶きおくのなかのフレンズ、夏なつの日ひの匂においだ――　　
幼おさない僕ぼくらは全問ぜんもん正解せいかいだった。
鈍色にびいろの電車でんしゃで退屈たいくつしてるのかい?
あのプレイリストの歌うたはいまもきっと、これからもずっと続つづいてるよ。