ドール 歌詞 太田裕美 ふりがな付

プイと横よこ向むいて出でて行いったきり
あなた夜明よあけまで帰かえらなかった
窓まどの人形にんぎょうを話相手はなしあいてに
一生いっしょう結婚けっこんはしないと誓ちかう
大おおきくなったら何なにになる? 花嫁はなよめよ
葉はっぱのお皿さら 木きの実みのお椀わん
ままごと遊あそびの日ひは帰かえらない
横浜よこはま生うまれのセルロイド
心こころが無ないからセルロイド
名字みょうじも変かえずに暮くらした部屋へやで
涙なみだで瞳ひとみが青あおく染そまった
Doll Doll Doll よこはま・どーる

あなた桟橋さんばしでよく吹ふいていた
銀ぎんのハモニカもいつか錆さびたわ
恋こいのはじめだけみんなやさしい
あとを哀かなしみが追おいかけてくる
大おおきくなったら何処どこに住すむ? 横浜よこはまよ
セロファンの海うみ 色いろがみの船ふね
ままごと遊あそびの日ひは帰かえらない
都会とかいに生いきてるセルロイド
やっぱりあなたもセルロイド
何なんにも知しらずに乗のせられたのが
不ふ倖しあわせの船ふねだと気付きづいて泣ないた
Doll Doll Doll よこはま・どーる

横浜よこはま育そだちのセルロイド
頬紅ほおべにはがれたセルロイド
明日あすはフェリーで旅たびしてみよう
青空あおぞら横切よこぎり旅たびしてみよう
Doll Doll Doll よこはま・どーる